[番外編]*New* All along The "Fire" Watchtower 新見市編〜法曽〜
撮影基数500基を越えたからもう辞めたと言いながら、つい見つけてしまう。
そうすると、撮影してしまう悲しい性。
新見市の「荒戸神社」に大判撮影に行く途中にR180号沿いの「高梁市高倉町」で
1つ見つけてしまい、同じくR180号沿いでボツにしていた櫓も撮影して2基。
「荒戸神社」の帰りに最近?SNSなどで有名な「済渡寺」へ寄ろうと思ったが時間的に辞めてその日は帰宅。後日「井倉洞」のD51を撮っておこうと出かけたついでに「井倉洞」には入らずに(入洞料1000円!)滝や潰れているのかやっているのかわからない土産物か飲食店などを撮影した。
時間が余ったので「済渡寺」へ向かった。「井倉」から入る道と「高梁市高倉町飯部」近くから入る道と2つあるが「井倉」側からそのまま山道を走った。結構狭い山道をしばらく進んで「神社」がある交差点を東に山道を行くのだが、手前に「機庫」があり、その時は「ホース吊り」があるなと気づかなかった。「済渡寺」では目当ての「山門」に取り付けてある「龍」を撮影して、SNSで有名な白い鳥居を撮影したりして時間を潰した。山門の仁王像は厳しい見方をすると撮影するほどの出来では無い。まだ備前市の福生寺にある仁王像の方が出来がいい。ただ、山門の龍は「プリミティブ」な出来で素晴らしいと思う。同じ様な感じで自分も作ろうかと思うほどだ。白い鳥居は比較的新しく、古い物好きな私には特に響かなかった。しかし、すごい山の中。「女人高野山」みたいね。
気乗りしない割にフィルムを余してもと、全部打ち切って引き上げた。
帰り道、山道を下って先の交差点の神社迄きた時、元の井倉方面か高梁方面かを考えていたら機庫の後に櫓があるのを発見!来る時には白い「ホース吊り」に目が入って、森と錆びた鉄色が重なって発見できなかった様だ。話が長いか・・。
ところが、である。フィルムは全て打ち切ったと先も言った。そうフィルムの予備がないのである。デジタルではないのである。仕方なくこの日は帰った。
新しく櫓の無い市町で櫓を見つけた喜びより、またあの山道を登らなければならないのか、対向車が来たら粗回避不能なあの道を走らなければならないのかという、気持ちの方が先にあったのは言うまでも無い。
翌日、意を決し今度は高梁側から山道を登った。こちらの道はやや生活道路っぽいし、ちょっとだけ走りやすいが、民家もあるので対向車さえ来なければ狭い道も苦ではないだろうが狭い。しかし・・・この日は晴れなのが救いだった。
となりの「法高神社」がちょっと入るのはコワイ。
櫓を発見できなかった市町の内の一つを見つけた。残りは「吉備中央町」と「勝央町」のみとなったが、その2つは結構探したが無いので、多分ないだろう、多分。
やれやれ、延長線はいつ迄続くのだろう。もう辞めたいんだけどね、撮影。
写真展に向けて、紙焼きは終えたのにまだ焼かなければならない。
<了>