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All along The "Fire" Watchtower 和気郡和気町編 〜田原 上/下〜


R374号を吉井川に沿って走り、和気橋を過ぎると河向こうに割と等間隔に並んで見える。田原と書いて(たわら)と読む。これには苦い思い出がある。初版時、真庭市にも田原があってそちらは(たはら)、河下の赤磐には河田原(かわたはら)、この和気だけ<たわら>だったので、ルビを振ったのに、間違えて(たはら)にしてしまい、和気町立図書館へ寄贈した後、返礼の葉書に「(たわら)ですよ」と間違いを指摘してもらった。一人で校正しているのである程度間違えはあるかもと思っていたがよりにもよってルビを間違えてしまうとは情けない。なので既に納本した図書館へは訂正を送って、これから寄贈する処にはルビを削って持って行った。にしても、和気の図書館の住所ですら「尺所」だもの、読めない。(しゃくそ)と読む。この間違え以降、ルビを振るのを躊躇う自分がいることに気づいた、これをトラウマという。

さて、この田原たわらの4基、コメントでも書いたが吉井川を並走して北へ走ると3基見える。下っていると、新河口堰近くの4基目がまず見えるだろう、多分。というのも、下っていると数が合わんかったのでもしやと和気橋を渡り、土手道を進んだ河口堰の袂を下りた処に1基有った。こんな狭い間隔に4基、珍しい。

田原下
田原下
田原上
田原上
田原上(中江)
田原上(中江)
田原上(大樋)
田原上(大樋)

11月初め、和気や赤磐の山沿い・川沿いは霧が濃くでるので写真は見栄えがする。
ま、建部や県北も霧が凄いけど。

大学の講義で受講生に「藤原」さんがいて、「(ふじわら)さん、ここはこうやって・・・」というと、「私、(ふじはら)です。」と。んなぁ、わからんて。地名から苗字は由来しているが、地域によって読み方が変わるから、しらないと読めない、地名と苗字は。

<了>