数弱大学生のファイナンシャルリテラシー入門(1)~NiSA入門~
初めに
こんにちは。ヨタロです
僕は現在23歳の大学4年生ですが、この世代の学生は中学高校において、いわゆる「ファイナンシャルリテラシー」を身に付ける機会をほとんど与えられなかった世代です。いや、皆無と言っていいでしょう。
ところが最近の中学高校教育では、当然のように金融に関する知識(株や投資信託について)学ぶ機会が提供されているそうですね。羨ましい限りです。
しかし、うらやんでばかりもいられない。面倒くさいから、無知でいるのが恥ずかしいけど何となくこのままでも生きていけそうだから、様々な言い訳が湧いて出てきますが、
後悔してからでは遅いのです。
僕は自分自身の力で、コンプレックスともいえる「ファイナンシャルリテラシーの低さ」を克服すべきとの考えに至りました。
教育されてこなかった、というのもデカいですが、もう一つ。個人的な苦手意識が邪魔をして、今の今までファイナンシャルリテラシーが低いままになっているんです。
それは、数字に対する圧倒的な拒絶意識。
これでも大学受験時は数学を受験科目として利用した文系ですが、とにかく数学は苦手です。算数も苦手。数字を扱うことに、とんでもない苦手意識があり、いまだに克服できないでいる状態です。
ファイナンシャルリテラシーを身に付けるということ。当然、数字を目にする機会は増えます。「ああ、もうなんかヤダ」って直感的にやる気スイッチがOFFになるわけです。
同じように感じる数弱クソザコ大学生(口が悪いですね(笑))は多いのではないでしょうか。
ですが。ですがです。もう繰り返しになってしまいますがクソザコ大学生のままではいられません。
後悔してからでは遅いからです。
後ほども触れますが、今NISA制度が本格導入された背景には、日本人に投資の意識を芽生えさせることもありますが、
それ以上に、
「自分の将来のことは、殊お金については、ある程度自分たちで頑張ってくれよ」
という国の本音が隠れているようにも思えます。
そんなある種自律を求められる時代に、「お金の勉強全然してこんかったわ~」は、大恥をかく、それどころか、大損をすることだって大いにありうると思うんです。
僕は、数弱クソザコ大学生の一人として、自分に警鐘を鳴らしたい。このまままではいかんと。
それがこの記事を書くことになった端緒です。
これから不定期にはなりますが、
ちょっとずつ、じぶんの中に蓄えられたお金に関する知識をアウトプットする場として、この記事を活用したいと思います。
僕と同じ、数弱、ファイナンシャルリテラシーよわよわのクソザコ学生が、この記事を通じて学びを得たり、励まされたりしてくれれれば幸いです。
NiSA制度ってなんぞや
日本語で言えば「少額投資非課税制度」。
前提知識として、株式や投資信託などの金融商品を購入し、得られる配当や、売却することで得られる利益に対しては税金がかかってきます。約20%ほどですね。かなり大きい割合です。
しかし、NiSA口座(非課税口座)を開設することで、
その口座にある金額で購入した金融商品から得られる配当、売却により得られる利益に対しては、税金がかからないようになります。
これがNiSA制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)の日本版ということで、NiSA(Nippon Individual Savings Account) と呼ばれています。
そもそもなぜ日本はNiSA制度を導入した?
その背景には、日本人が「投資よりも貯蓄」を選択する体質にあります。
投資と聞けば、リスクが大きくあまり賢明な選択ではないように聞こえてしまうものです。
ところで、周知のとおり、日本の金利はほぼ0に近い状態です。
僕も昨日、満期を迎えた定期預金口座の残高を確認したところ、1年間預け入れたのに、増えた額はほんの雀の涙ほどでした。
「将来のためにお金を貯蓄しなければ」と考えてしまいがちですが、現代において、現実的に考えて、貯蓄という選択はあまり賢いとは言えなくなっているのです。
しかし長らく根付いたこうした日本人の「貯蓄体質」はなかなか一朝一夕で変えられるものではありません。
そこで、国の方針として、国民に投資に関心を持ってもらう機会を積極的に創出しよう、という動きが出てきた。
NiSA制度は、その一環としての制度、というわけです。
―数弱大学生のファイナンシャルリテラシー入門(2)に続く。
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