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『Impermanent』/ AVERSED

・AVERSED

アメリカ・マサチューセッツの女性ボーカルExtreme Melodic Metal Band
彼女等のデビューアルバム『Impermanent(2021)』を聴く。

構成は以下の通り
Haydee Irizarry-Lead Vocals
Sungwoo Jeong-Guitar
Alden Marchand-Guitar
Peter de Reyna-Bass
Jeff Saltzman-Drums

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・収録曲

1. Natsukashi 05:28
郷愁を誘う儚げなイントロ、王道のメタリックな刻み、咆哮 
ハードロック様のクリーンも官能的である。タイトル通りの美しい曲

2. Close My Eyes 05:35
オールドスクールなクリーントーンを中心とし、熱い展開を繰り広げる

3.Laboratory 04:13
爆速で過ぎるエクストリームなビートと展開
浮遊感のある間奏が曲に不穏な雰囲気を醸し出す

4.Impermanent 06:45
タイトルトラック。
クリスチャンメタルに通づるようなハイトーンなクリーンでの壮大な展開
エクストリームビートにエモーショナルなクリーンを乗せるのが気持ち良い。長尺ながら飽きずに聞ける。 

5.Abandoned 06:21
フォークと見まがう優しい旋律のイントロ
エクストリームに絡む優しいクリーンボーカル

6.Solar Sea 07:36
長尺でこそ良さを発揮するバンドらしい。心地の良いドラムビートとハイトーンボーカル。飽きさせない展開。

7.Malaise 05:52
アルバム曲の中で最もエクストリーム止まらない咆哮。
メタルコア然とした激重ブレイクダウンがとても良い。

8.Spiraling 06:26
終始、荘厳な雰囲気を漂わせ語りが不穏さを滲ませる
前曲といいバラエティに富み器用なバンドだと思う

9.Nightshade 08:35
最後を飾る大作。変わらぬエクストリームビートにエモーショナルな今っぽいボーカルを乗せる。キャッチーな展開と、ストリングスも入った壮大な後半の構成、完璧な最期である。

・『Impermanent(2021)』とは

エクストリームなメタルを軸としながらもハードロック、メタルコアを呑み込み昇華させた怪作。長尺の曲でこそ発揮される、「Solar Sea」「Nightshade」にみられる構成力の強さ。ポテンシャルを余すところなく発揮した会心の出来。
1stから次回作、今後の変遷が気になるバンドである。

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