井久治茂内

ぼちぼち小説を書きたいと思っている次第です。ぼちぼち、。

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最近の記事

夏の夜の匂い

6月なのに、夏の夜の匂いがした。 季節ごとに匂いって違うけど、この匂いって植物?何処からきた匂いなんだろ 1番好きな匂いは、夏の夜の匂い。 花火大会が終わって名残惜しくも、心が満たされている匂い。 少し湿気はあるけど、涼しい風が吹いているあの匂い。 好きだな

    • 好きだけど嫌いな人

      好きなところもある一方で許せないと思う言動をするその人。 お店に一緒に行った時に声が特徴的な某アイスの店員さんがいた。 その人は、アニメ声の店員さんが物珍しかったのか馬鹿にしたように店員さんの真似をした。 ありえないと思った。 良い歳した大人が声如きで馬鹿にできるなんて、 その人は普通に接客していただけなのに。 私事だが、私は声に自信がない。 自信がないことが話す時に現れるほど自信がない。 原因としては、声を大きく「はあい」と返事をすれば、野太いと言われ、声を張り上げなけれ

      • 恋愛小説1

         春になったら桜が咲いて、世界の景色がそれとなく明るくなる頃に、私は高校生になるわけだ。 でもさ、特に何にも無いんだよね。 中学の頃は、高校生って大人っぽくて、今までとは違う世界に入り込めると思ったのに、、 よく考えたら、私の学年が一個上がるだけで特に何も変わらないことに今気がついたよ。  入学式には、桜が咲いてると思ったのに、もう葉桜。 そんなことを考えながら、下駄箱に靴を入れて、階段を3階まで上がって、右に曲がって直ぐの1年A組というネームプレートを確認してその教室に入

        • 私がみてる景色

           冬の真っ青な空を見ると、無性に何処か遠くへ行きたくなる。 それは、特に行きたい場所があるわけじゃない。 何となく、何となく、何者ではない私に相応しい、何も名前が知られていない、一人になれるところを頭の中で想像して、創造して、終わる。 それを続けるだけだ。 この行動に意味は特にない。 特にないけど、私には必要なことで、成績やら、承認欲求などよりも大事なこと。 だけど、睡眠には勝てない。 眠たい時に寝て、起きたい時に起きる。 そんな生活が出来たら幸せなんだろうなと思いながら、そ

        夏の夜の匂い