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バック・トゥー・ザ・オフィス! やっぱり在宅はダメですか

こちらもGW中の記事ですが、ゴールドマン・サックスとJPモーガンが自行のバンカーたちに「さあそろそろオフィスに戻ってきてくれ」と言っているそうです。ゴールドマン・サックスはアメリカのオフィスは6月14日、イギリスのオフィスは6月21日までに戻るよう呼びかけています。JPモーガンはオフィスは5月17日から開けておくので自主的に戻ってきて欲しい、7月にはローテーションでオフィスに居るようにしてね、と言っているそうです。これが他の銀行へのプレッシャーとなり、みんな夏の間はリモートワークしようと思ってたのに、役員を中心にリモートワークを終わらせる動きが出ているとのこと。

JPモーガンのCEOであるJamie Dimonは「もうZOOM会議は全てキャンセルしようとしているところだ」とした上でこう言います。

Working from home “does not work for younger people, it doesn’t work for those who want to hustle, it doesn’t work in terms of spontaneous idea generation,” he noted.Dimon said his bank had lost some business because rivals had visited a potential client in person and JPMorgan’s bankers hadn’t.
“在宅ワークは若い人たちにはうまく機能しないし、活躍したいと思っている人にも機能しないし、自発的なアイデアの創発という意味でも機能しない”  JPモーガンのバンカーたちが自宅にいる間に競合は顧客を訪問していたため、ビジネスを失った、とDimonは言う。

私も1年以上リモートワークを続けてきて、リモートワークの利点を享受しながらも、やはりFace to Faceの重要さも実感しています。年配の世代がオフィスでの勤務やFace to Faceでの会議を好むのもよく理解できます。それでも、新しいWork Styleの確立に向けて、まだ進化の余地はあるのではないかとも思っていました。しかしこの記事を読むと、やっぱり元に戻ってしまうのかも、と少し残念になります。Jamie Dimonは「みんな通勤したくないのは分かってるが、そんなことは知らん」と冷たい対応ですが、伝統的企業はやっぱり元に戻って行くのでしょうね。

ZOOMのCEOでさえこの有様ですから、やっぱダメでしょう。

Even Eric Yuan, Zoom’s C.E.O., has Zoom fatigue. As a result, he has stopped scheduling back-to-back video chats. “I’m so tired of that,” he said.
ZOOMのCEOであるEric YuanはZOOM疲れだという。結局、彼は次々とビデオチャットをするスケジュールをやめてしまった。「もう疲れちゃって」。


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