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「きたない君がいちばんかわいい」がいちばんかわいい

きせきです!高校は卒業したもののまだ大学生ではない微妙なお年頃です。。。。
今日は私が2番目に手を出した百合漫画について語ろうと思います(ネタバレ注意)。最初に読んだ作品についてもいずれ書きたいです!

私の百合遍歴

百合漫画に初めて手を出したのは高2の終わりくらいでした。何やってんだ受験生。私の財政状況が改善されたのがその頃で、それまではちゃんとマンガを読んだことがほとんどなかったので初めて読んだマンガが百合ものだったということになります。以前のnoteでチラッと書いたのですが、私はpixivで二次創作の百合ssを読むのが好きなのでもっと百合の世界を探訪したい!と思いまずコミック百合姫を買いました。その中で出会ったのが「きたない君がいちばんかわいい」(通称きたかわ)でした。Twitterやnoteできたかわに関する感想を見ているうちに興味を持ち、読んだのが始まりでした。

簡単にあらすじ

その内容をざっくり説明してみます。
主人公の愛吏(黒髪ロングの子)とひなこ(白髪ボブの子)は、高校ではカーストが違い、お互いに話すこともなく一見接点がないように見える。しかし、放課後になると化学実験室で二人は歪んだやり方で愛し合っていた(首締めとか強制ピアス開けとか色々)。愛吏はひなこの汚い姿を見て愉悦に浸り、ひなこもそれを受け入れるというのが常だった。しかし、ある日その情事をとある人物に見られてしまい、居場所を無くした愛吏。そこから二人の関係は徐々に逆転し。。。
といった内容です。
素晴らしい百合。なにしろ百合に手を出して日が浅いもので他の作品を読んだことがほぼないのですが、ドストライク。感想を見ている限り、情事のシーンとか二人の主従関係が逆転するところが評判みたいです。私もそう思う。ここからはこの作品のどんなところが刺さったのか書いていきます。

何がどうして刺さるのか

①二人が愛し合う(?)シーン

うーん愛し合ってるって言えるのかはちょっと微妙だけど、、、
途中で立場が入れ替わるのがこの作品の最大の特徴で、愛吏→ひなこ・ひなこ→愛吏のどちらのパターンもあります。言わずもがな見ていてとてもゾクゾクしてすごく良いです。化学実験室の壁になりたい気持ちもわかります。ピアス開けは痛そうで読んでいて自分まで痛いような気がしてしまいますが、首しめや赤ちゃんプレイはただただ尊い。立場が入れ替わった後だとより二人の共依存感が増していて素敵です。

②感情のもつれ

打算的にひなこと仲良くし、どこまでも自分勝手に、自分のためにと考えて行動する愛吏。一方で一途にまっすぐに愛吏を思い続けるひなこ。お互いに感情の向きが違う故にちょっとすれ違っていてそんなところも愛しいです。ひなこは愛吏が大好きなので激重感情を持っていて、愛吏を思って一人で泣いたりしてます。かわいい。愛吏も愛吏で、自己中で保身に走りがち、自分勝手な理由でひなこに当たるのですが、そんなわがままなところもかわいく見えてしまいます。二人の秘密の関係が周りにバレることでクラスメイトたちも巻き込まれ、ほぼ全員の感情・事情がもつれ合っていきます。このもつれが解けることはあるのでしょうか。解けなくてもいいです。最高です。

③美少女

ひなこは明確に美少女であることが言及されていますが、愛吏もめちゃくちゃ美少女です。ひなこが愛吏のことをかわいいって思う気持ちを読者も味わうことができます。きゅんっ。つまりは絵が良い。美少女だ・・・となる絵を描くまにおさん(作者さん)、非常にリスペクトです。絵をずっと眺めていたくなります。絵はかわいい系だと思うのですが、ストーリーの重さとのギャップもいいですね。最高。

私は女の子が女の子に向ける激重感情や絡み合う心情が大好物なので、どちらも存分に楽しめるこの作品にはすごくハマりました。たぶんもうすぐ最終巻が発売されるのですが待ちきれないです。読んでない方はもう是非読んでください。どの観点から見てもいちばんかわいいです。

おわり




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