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片側10mmがもたらすモノ


【before】


昨年末からInstagramにて投稿を続けていた『恐怖心』、その原因となったのがコレ

【after】

2枚の写真、どこが変化しているか分かるだろうか?

     【 たった10mmの恩恵 】

「もうこれ以上はダメだ ‼︎ 」そんなスピードでコーナーへアプローチ、「エッ‼︎」何事もなかったようにアルトはクリアしてしまう。

進入〜旋回、脱出、全ての次元が格段に高くなった。その先に続くストレート、トップスピードは軽く5km以上は伸びている。一年前まで同様のSETは試していたがその時はエコタイヤ、今回はグリップ力が違う。その激変ぶりに心が引いてしまった。

単純に、怖くなってしまったのだ

【 トレッド10mmの恩恵 】

ここはサーキットのようなクローズドコースじゃあない。クルマにバイク、細いタイヤの自転車、横切る動物、ハイキングを楽しむ人だっている。ブラインドだらけの峠道では突然何が起こるかわからない。

クルマの性能が上がれば上がる程スピードも高くなり、危険度は増すばかり。突如、目の前に現れた対象物とのスピード差は軽く2、3倍にもなる。その時ステアリングは左にきっていることだろう、そんな状態でパニックブレーキでもしたら.....    その恐怖が心にブレーキをかける。

たった10mm、その変化と効果は自分の想像を遥かに超えていた。アルトまた、私をおいて先へいってしまった。互いがリンクするまで、次のステップへは進まない。だからいつまでたっても控えのパーツが日の目をあびることはない。2年以上ダンボールの中で眠っているモノさえいる。

世の中は華やかさを求め過激になりやすく、大金をかけいっきに仕上げたほうが脚光を浴びるだろう。そういう人生の選択もあるだろうが、私のような地道な人間には向かない。

まだ若かった頃、理解せぬまま次々とパーツを取り付け、まともに扱えないクルマを何台も製作してしまった。今更そんな過ちを繰り返えすつもりはない。例えこのアルトが人生最後のクルマになったとしても、周りに流されず自分のペースで、一つずつ丁寧に理解しながら向き合っていく。

そういう覚悟で、この36アルトを選んだのだから.....

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