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Slow Down the Flowについてのお話

はじめに

どうも。Drive in My Purple Creamのギターのサトウツバサです。
文章力改善と暇つぶしのためにnoteを始めます。
三ヶ月前に出したアルバム「Slow Down the Flow」のポスターにちょうど目が入りましたのでセルフライナーノーツでも書いてみます。

ということで今日はアルバムのリード曲である「Slow Down the Flow」の楽曲解説をします。ほぼ僕が作った曲なんで。

楽曲の着想

さて、本題に行きましょう。この曲を作ったのは多分2021年の8月くらいです。この時期、僕はとにかくシューゲイザーとインディーポップばかり聴いていたので、この辺のジャンルから着想を得ています。
この時期に聞いてた曲、紹介します。

例えばSlow Pulp。Slow Down the FlowのアレンジはかなりSlow Pulpに寄ってしまいました(曲名には関係ないですが)。

他にはMen I Trustですね。Men I Trustは好きなバンドトップ10に入るくらい好きです。いつでも落ち着けてほんとに良い。この話はまたおいおいnoteにでも書きます。

あとはこの時期マイブラばっかり聴いてました。ちょうどマイブラがサブスク解禁したタイミングだった気がします。実際にアルバムに入ってる「Sleeping」とかは僕がVo.小菅にマイブラみたいなシューゲイザー作れって言ってできた曲だったりします。初期のライブではアーミングしながらケヴィン・シールズみたいにギター弾いてました。もう今はチューニングずれるのが辛すぎてやってないですけど。

歌詞について

歌詞は中学の頃に詩を書き溜めていたメモに書き足す形で作りました。もう4、5年前に書いた詞なので正直何考えて作っていたかわからないところも多いですが、当時僕は周りから普通じゃないとよく言われていて、普通ってなんだろうって思って書いたことは覚えています。周りに溶け込めるように自分に着ぐるみを着せて嘘の自分として生活してるみたいな感覚ですね。
では実際に歌詞を見ながらコメントしていきます。

まず歌い出し。

いつも忘れ去られる僕は
道端に落ちている手袋のよう
いつも恐れ怯える僕は
道端で枯れている花々のよう

まずテーマは僕の住んでいる札幌の冬です。
街を歩いていると道端に手袋が落ちていたり、枯れた木々が雪をかぶっています。
この落ちている手袋や枯れた木々と殻をかぶっている自分を比較して、同じようなものだと感じている、そんな意味です。

嘘の白昼がはじまる
白い空の下 目を閉じる
嘘の自分に変わる
白い空の下 目を開く

ここ歌詞に関しては自分でも何を書いた詩なのかほぼ忘れてしまいました。
語感とリズムで書いたような気がしないでもない。

普通を忘れ
当たり前に捉え
考えを偏らせる

失敗に悩み
殻着たいと隠れ
流れを遅らせる

サビですね。考えが偏っていて普通じゃないと言われている自分が、普通じゃなくてもいいんだと前向きな気持ちになっている前半部分と、対照的に失敗して殻を着ているところを書いています。
中学の時は、周りはやっていない変なこと(作曲とかDJとか)ばかりしていて、あまり友達がいなかったので人間関係での失敗が多かったです。後半部分はそのことについて書きました。

なにも忘れ去られる僕は
史実に隠れ潜む名曲のよう
じっともどかしく隠る僕は
着ぐるみの叫んでいる事実のよう

ここは中学の時に書いた1番のAメロ部分と同じリズムになるようにあとから書き足した部分です。リズムを重視するために”なにもかも”を”なにも”にしてたりします。
歌詞の意味に関しては、隠れた名曲も道端に落ちている手袋と同じように忘れ去られているよなってことを書いています。

君の霜天がはじまる
白い雪の下 耳を閉じる
嘘と自分に沈む
黒い雪の下 高く弾む

ここもなんで書いたか忘れちゃいました。
多分ここもリズム重視で書いたと思います…

捕らえと空に
当たり前に飛ばし
狂いを感じさせる

喰らえと森に
賭場と思い出にする
流れを裁き出せる
Slow Down the Flow

ここは完全に語感とリズムで書いたので、特に歌詞の意味は自分で考えていないです。歌詞の意味は皆さんのご想像にお任せします。

こうして歌詞を自分でゆっくりみると、一番の歌詞しか特に意味がないなと感じました。これ、今後の課題ですね。もっと一曲通して深い意味のある詩を描けるようになりたい。
あと、特になにも考えないでポンポンと歌詞を作ってるつもりでしたが意外と考えて作ってたのかもなとも思いました。

アレンジについて

次はアレンジについてですね。これに関しては、楽曲の着想の部分でも触れましたが、インディーポップとシューゲイザーからの影響がすごく大きいです。
特にSlow Pulpのこの曲。

この曲、コード進行も展開も音作りもめちゃめちゃ参考にしました。めっちゃ似ちゃったけど。
でも、Slow Down the Flowの方は最終的にノイジーなギターが入ってきて、シューゲイザー的な展開を混ぜ込めたり、くるりのような90'sのJ-Rockの要素も取り入れられたのですごくいいアレンジにできたなと満足してます。
ちなみにSlow Down the FlowのAメロのスネアはVo.小菅の案で、デモを聴かせた時にスネア変えたほうがいいって言ってくれました。その節は本当に感謝してます。そのおかげでかなり良くなった。
ボーカルのメロディーは小菅がスタジオで歌ったやつを口出ししながら直していったような感じだった気がします。小菅の声にあったメロディーは本人が関わらないと作れないと思うのでこの先も本人がメロディーに携わって欲しいです。

おまけ

僕のSound CloudにSlow Down the Flowのデモを上げてます。
今と音が違ったりするとこもあるので結構面白いと思います。
ぜひ聴いてみて下さい。

最後に

今回ははじめてnoteにちゃんと記事っぽいものをあげてみました。
初めてにしては脳内を文章化できてますよね、多分。
頭の中の整理にもなったので今後も書こうかなと思います。
サブスクにアルバムの音源上がってるので絶対聴いて下さい。
サトウツバサでした。


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