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AMEFURASSHI FALL IN LOVE TOUR 2022 雑感

(小島はな公式インスタグラムより)

ANEFURASSHIにとって10月から11月という「秋」は、かつては、2018年における、あの3Bjuniorの活動終了の発表と、そこでアイドル活動を続けるという選択をした5人のメンバーにより結成された「アメフラっシ」というグループでの活動開始が、そして、その1年後の2019年における、大平ひかるさんの脱退発表と、感情的には喜怒哀楽に見舞われた、そして歴史的に言えば節目となった季節であると言えるだろう。それからの2年は、新コロ禍が明けて徐々にライブ活動が再開されたり、「SENSITIVE」発売での久々のリリースイベントを敢行するなど、秋本来の「実り」ある季節になった中で迎えた2022年、結成5年目を迎えた今年は、「FALL IN LOVE」と釘打っての東名阪ライブツアーを実施したのである。10月9日の、ここ、

神田スクエアホールを皮切りに、22日は大阪は江坂のESAKA MUSE、翌日23日は、ここ、

名古屋の大須RAD HALL、そして追加公演として30日には東京代官山UNITを挟み、千秋楽は11月6日のここ、

横浜ベイホールでの、全日2部制の10公演中に、小生は4公演にお邪魔したのだが、小生の率直な感想を、一文字ならぬ四文字熟語を交えていうならば

器用貧乏だっていいじゃないか!

という、意味合いとしてはネガティブに捉えられてしまうだろうものを贈りたいと思う。こんな、ただでさえ泡沫だったところが、最近は本当に記事数減少→閲覧数減少の負のスパイラルに陥っている小生に、彼女たちも言われたくはないだろうが、小生には、実は彼女達も少ないながらこうした思いに駆られていることがうかがえたし、だからこそ、これには決してマイナスだけではない、文字前半部分の「器用」という部分に大きな希望があるんじゃないか、ということを言いたくて、久々に、ほかの何を差し置いても書き散らかしたくなった次第なのである。とはいえ、この後しばらくは、何が器用で、何が貧乏なのか、のトーシロの主観を書き散らかしてゆくんだけど、まずは最初に良くないことを書いてから、後で良いことでアップデートすれば、いかに泡沫だといえども、読んで怒った人が挙げた握り拳のやり場を困らせることができそうなので、まずは恐れずに「貧乏」であることを書いていこうと思う。

1 動員数の限界!?

いきなりこれを、仮にもファンを名乗る自分が書いちゃってデリカシーなさすぎ、とは思うが、まずはこの事実から目を逸らすことはできないだろう。そもそもこの限界は、他ならぬ運営自体が、現状を維持することを何より優先した窮余の作戦だろうと思われる。それは彼女達が約半年前に行った、セカンドツアー(アルバムDropツアー)の選定会場(O-WEST、MUSE 名古屋クアトロ、スクエアホール)と、勿論押さえられなかった可能性はあるにせよ、キャパ数的にはむしろ微減した場所で行われたことからも明らかであるから。それほどに動員向上に運営は無策なのか、という点は、もしかしたら、純粋な販促的な費用は皆無なのが原因なのではと推測せざるをえない。誰だって、動員増やすために使えるカネがあればそのために使うでしょ。でも、とくにAMFURASSHIは、こうした宣伝販促ってほとんど無いのは、昔の3Bjunior時代もそうだけど、その費用までの予算は付かないんだろうね。ライブ1回の総費用なんかは決まっているだろうから、それと予算を引き算してわずかな利益さえも無くなる、いやそもそも利益は無しに等しくさえあるんだろう。すると、むしろ利益がなくても活動することを許されている!?となれば、これはありがたいことなんだから、小生などはもっとグッズ、とくに一番事務所が潤うだろうもの(生写真とか)で協賛するべだろうかな・・・。

2 動員についてのメンバーのジレンマ!?

これは、昨日の大千秋楽―演劇観賞クセがついたので、これは昨日の2部のことね―の、愛来の感想挨拶や1部のもえちんやはなちゃんも「完売できない」「完売すればいいわけではないけど」というようにが、動員という言葉こそ使わなかったけれど、彼女達にすれば、このレベルのキャパ数での完売可否は、今後ますますジレンマに陥ることになってしまうだろうことは、率直に言って懸念だよね。なぜかといえば、通算のキャリアでは自分たちよりむしろ浅い、いぎなり東北産(この春の時点で東京ドームシティホール)、超ときめき宣伝部(幕張メッセ)、そして、ばってん少女隊(中野サンプラザ)らの、千の単位の会場キャパでの完売の情報には、ツイッターアカウントを、公式管理とはいえ持っている彼女達(現在愛来は除くが)が知らないはずはないし、ライブツアーと単独の大イベントの比較はできないにせよ、自分達がこれらの会場の動員数を満たすというものは、おそらくイメージできない悔しさはあるだろう。大千秋楽のラスト曲「UNDER THE RAIN」の冒頭部分の、もえちん歌唱の涙には、勝手にこうしたことを想像してこちらも目が熱くなってしまったのね。愛来などは、自分達のダンスや歌唱への自信は相当持っていることを仄めかしたうえで、それが「結果」につながらないことへのもどかしさも表現していたしね。この辺は、ゆづが、これも通過点だと、双眼鏡越しに観た「動員に未だつながらないことは受け入れたうえで、前を向こうぜ!」という目をしながら言ったこことを、グループも共有していただくことを勧めたい。

3 玄人さん!スキルの高さの解説はよ!

その、愛来が自信を深めていると見受けた、歌唱やダンス、ライブ全体への対応などについては、これはまず小生なんかよりも、あまた好評価が途切れないツイッター等の諸兄姉の感想をぜひみていただきたい。もちろんこれらの多くは、いわゆるモノノフ(ももクロファン)からAMFURASSHIのライブ観賞にまで足が及んだ方々であり、小生のイメージでは、彼らには割と音楽やダンスやエンターテイメントへの素養が高い人が多いので、その人たちが言うのだからと、自分の見方がずれていないので安心はしたいるところだが、より良い意味で、玄人とされる方から、スキルの高さの解説と、さらに足りなく補うべき点などを見聞きしたいのである。それは、1と2で書いた、動員的な限界を、これまでも書いていたけど、改めて、世界に向けて、日本の案アンダー20歳の女性でも、ここまでのものを、しかも、世界的にはそれほどは評価されていないように勝手にイメージしている、生歌で魅せている、というのが広まってほしいからであるの。まだそこまで披露していない新曲群(Love is LoveやFry out)も、数回ながら、あそこまで揃うダンスとかなかなかないんじゃないの!?

小生も、これまでは、そうはいっても世界に通用するって、日本でも人気があるのが前提だろう?という点には、どうしても抗えなかったのだけど、スポット的では、古くは坂本九さん、記憶にあるところでは古坂大魔王氏、競馬的にはナカヤマフェスタ(www、凱旋門賞2着)とか、九ちゃんはともかく、古坂氏などは世界の玄人のジャスティンさんだっけ?といういわば玄人がそのリズムみたいなものを評価してくれてのブームだったよね。冗談ではあるけれど、ナカヤマフェスタだって、このところの日本の競走馬が、とくに凱旋門賞では不振なのに対して、馬場適正があるから2着になったみたいだしね。その点、日本では、アイドルの総合力としては低いところ、世界では、とくに日本の20歳前後の女性なんてティーンと思われる、みたいに伝聞しているので、国内と国外の評価が違うことはありえるでしょう。あと、これは現地にほぼ移住した人のようではあるけれど、かつてAKB48で、まあまあの地位にまで登った仲川遥香さんはインドネシアで大人気だというし、改めて、世界へ向けての発信みたいなもの、さらに完全英語バーションでの曲の配信とか「アメしゃべ」5分程度の短縮版を英語でとか、そんなに金をかけないプロモーション方法も検討されてほしいいがね。

4 おまいつへの謝意

金をかけない、という点では、このツアーで話題の最上位と言ってよいのが、3Bjunior時代の曲の再登板とリメイク、前者は「Sneaker's Delight」で後者が「ひとつよろしくどうぞ」。この2曲が、ツアー初日の神田でそれぞれイントロが流れたときは、小生あの日は最後方の椅子席センターでいたけど、SDのときはともかく、ひとよろの、じゃーんじゃーーん、のときの、うおっ!ていう感じはしばらく忘れないね。しかも、もはや百人一首自体が当時の設定じゃねwww、という昔の4人の歌詞を、新規の人にも教えてから、今の4人の進化ぶりを充てて、いや、愛来はやはり「もーいやあいら」だがwww、そしてお遊びのスタッフ登場は、やはりMARICO先生の、DeNAファンぶりの疑惑を個人的に感じたりwww、そして千秋楽にようやく登場の佐藤守道氏が、演者より人気とらないでくれますwww的なパフォーマンスを挟み、最後は、S席・女性・新規・そしておまいつへの感謝でまとめる構成なんて素晴らしすぎたわ。

また、SDも、まだ大平さんが居たころに数回歌ったけど、ゆづが、「何度やったってできなかった振付を」のパートを歌うのが、振付を「歌」に置き換えたら、ああ、これはゆづの進化を歌っているなあと感慨深く思えたのがよみがえったし。それだけでなく、さすがの宇野木杏奈ことAnna先生が、公開稽古などで培った異ジャンルのダンスを一部取り入れて、4人の揃いが際立つ振付にされたり、そもそもこのメロディが、今の彼女達の方向にも適しているように見えたりと、これは、単におまいつへの謝意にとどまらない、やはりこれから世界に向かってほしい彼女達の、和の武器みたいになるんじゃないか、くらい今後も採用が楽しみになったよね。

5 贔屓の「伸びしろ」

声が大きく口が悪いけど、伸びしろばかりのゆづき」
その、伸びしろは、もう、昨日の千秋楽で初見だった「差し出された手をあの時握ってたなら人生変わったかな」通称、さっしーでの冒頭ソロでしょう。昨日も、実はこの直前までは、前日までのメンバーの「完売」への思い的なものを読み聴きしていたので、それが叶わずその心中は?的な見方がどこか頭に残っていたんだけど、この、ゆづの冒頭を見たときに、それが吹き飛んだのよね。今も、決して歌は得意ではない彼女が、原曲から半音くらい落ちたキーでもまだ高くて、ファルセットでようやく良いところを、懸命に外すまい、というよりは地声で外れてもいいから息継ぎも汚くなることなく歌いきる、という表情に、ちょっと熱くなったのよ。自分もこのところはゆづの歌はなんて言うことは無いほどになっていたところ、改めて、上手いとかだけではない、その人がどう取り組んで歌うのかを、ずっと見てきているタレントさんだからこそ、感じられたのが素晴らしかった。

ゆづよ!例えば、My Wayの英語の向上とか、
まだまだ伸びしろは計り知れないよ!そんな、
Rain Makers!!の、
ばりばり、掴もう こなそう
なんて逆間違いは気にするな!

(いやいや、守ちゃんあとでお小言ねwww)

6 5年目のこれから

いつのライブの締めの感想でも、必ず誰かは口にする、関わるすべての人への感謝。ここまで小生は、器用貧乏だの動員だの世界を目指せだの、トーシロの戯言を書き散らかしてきたけども、それよりなにより、こうした思いをしっかり自分の言葉で言えるその姿勢が見られればまずは一番。そうした意識が、今回は、ライブツアー内でも組み込まれてる面が多いという点では、5年目の節目の秋に相応しかったといえるのではないかしら?もちろん人のやることだから、隣の芝生は青く見える時もあるし、実際それらはどれもこちらより青いT_T。でも(運営含めた)彼女達には、それを認める器量があるし、自分達は技量では負けないという自負を持っていることを感じられたのも良かったと思う。今ツアーも、実はやれる努力で、女性客の大幅増加や、モノノフのみならず、非スタダからの参入ファンも、多くこそないけれど入ってきているということにも繋がっているようだ。影響力有るインフルエンサーではないけれど、ひとりひとりの名も無きファンたちが増えてゆくことで、そうした姿勢を見ているものは間違いなく増えてゆく。それを糧に、5年目もそれぞれのスキルアップとウィークポイントの改善を図っていってほしいし、現にそうした仕事も増えてきている。愛来はイメージキャラクター仕事、小島はなは、12月13日に「おもかわアイドル大喜利」なる、どうやら噛むだけでは笑いをくれない、厳しいバトル仕事が待ち受けている。鈴木萌花にも、いつ、ライブMC中に、うんうん、なんか~、の相槌仕事だけで済まないような仕事が来るとも限らない。今は身入りにならずとも、その爪を研ぐ時間は、あなた達には多くあるはず。今一度、この言葉をささげて、5年目のはなむけとしたい。

器用貧乏だって、
いいじゃないか!


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