平瀬美里PRESENTS Dear voice ~THREE AND ONLY~2部 観賞記
元3Bjuniorでロッカジャポニカの平瀬美里・みぃちゃんが、かつての仲間であった、今は一般人として静かに社会に溶け込んでいた椎名るか・るったんと、今はシンガーソングライターとして再起した夕月(当時は栗本柚希で活動)、
(夕月X画像より)
の2人を呼び寄せて、ここ、
GOTANDA G4にて開催した「Dear Voice」の2部の模様の書き散らかしをお届け。
1部終了後の撮影会。みぃちゃんによれば、特典会って表現はなんとなくおかしいということでこう言っていたが、特典会なら無料で全員参加できるとかそういうことだからかな?こういう定義みたいなものにも結構こだわる頑固さがあるみぃちゃんだが、その頑固さゆえに、参加してくれた人には必ず対応するべく2部の物販開始の17:00に残り40分を切っても終わらないため、支援するフォーエスエンタテイメント社の佐藤さんが、急遽1部の撮影券を2部での使用できるというアナウンスをするほどだったね。1部で彼女のプロデューサー力に唸った小生は、こういう当日の流れに応じた臨機応変な対応とかも必要になる、と言うことを体感して、自身の今後のプロデュースに活かしてもらえればなんて思ったね。もっとも、4月の独立後のイベントでは、ライブの休憩時間と称する間にそれを行うということも実施していたから、小生のお節介に過ぎないだろうけどもね。
さて、合間は某チェーンで食事を済ませていたら、その物販開始次回に遅れてしまった小生だが、1部の時に整理番号良番の効力を活用させてもらい、こんな、
素敵なものを買えていたので(って、最初は3本でいいと思ったのに、売り子の若い人(みぃちゃんの妹さんではない)が全6種包んでくれて断れずT_T)、入場時間の17:30には間に合って、1部同様最前着席、今度は下手端を確保。ちなみに待機中のBGMはこれといった特徴なし?だった気がするが、aikoの曲が少しだけ多めか?そんな感じで開演18:00に3分ほどの遅れで暗転、今度はみぃちゃんは1部と違いマイクをしっかり持ってww登場。そうだ、1部の記事で書き忘れたが、
みぃちゃんが1部でマイクを持ち忘れて出てきたのにも理由があって、
舞台が続けて2作あり、暗転後にステージに出るというのは、
芝居の感覚なので、うっかりマイクを忘れた。
というものなのね。なるほどねってこちらも唸ったんだけど、思えば本当に、歌うためにステージに出るというのは4月のイベント以来ながら、あの時は司会だった青木竜象さんに呼びこまれる形での登場だったから、永らく舞台役者としての立ち振る舞いに慣れたってことなんだね。それも舞台の機会が年に何回もいただけている賜物でもあると喜ばしいものかもしれないね。
その、今日はシンガーとしてマイクを手にしたみぃちゃんは、今度はいきなり夕月を従えての1曲目。聴いてるだけでも難しいその曲は、曲後のトークで選曲理由として述べた「大好きな映画「竜とそばかすの姫」という映画の主題歌だという(「U」らしい)。その際呼び込まれた椎名さん含め、2人はごめん知らない・・・にややムキになり、夕月が再起のきっかけになったという「コーダ」という映画にも、私も知らなーい、と膨れるみぃちゃん。2部は1部後で緊張も解れたか、ちょっと3人の中での最年少ぶりも見せだしたw。一方の椎名さん、こちらも2部全体に言えたが、かなり緊張からは解放されていて、コアなファンはそれがたまらなく魅力的なんだろうな、時に心ここにあらず感、時にツボにはまるとしゃべりだして笑う場に囚われない感、それらを遺憾なく発揮していたね。この時に客席のファンから「プリキュアのCM出てた」の一声に、気まずそうにも少しマウント取った感じで冷笑ww。対して肩寄せて、世界が違ってた、としょぼんな2人w。3Bjr時代にはこの3人でステージに居ても、絶対こんな掛け合いにはならなかっただろうと思えば、時の経過は進化の証とでもいうべきかね。
さてライブは、2部は一応個人ゾーンに分けてということながら、1部とそんなに違う感じでもなかったが、まずは夕月から。それでも、みぃちゃんに挑戦的に、これを彼女が歌うのを観たいと煽られて、夕月も緊張か?緑黄ちょく・・・・、とやってしまいみぃちゃんドヤるw。で歌ったのは、緑黄色社会の「花になって」という、これも今記事書きながら聞き流してるけど、改めて難曲だと素人でも思う曲。曲後に夕月は、バンドのキーボードの石黒さやかさん、ギターの平野好生さん、そしてベースでマニピュレーター、フォーエスエンタテイメントの番頭格の何でも屋(みぃちゃん談)の村田優さんに、これって難しいっすよね、と聞いてまわるほどw。でも小生には、苦も無く歌い切ったようにみえたがねえ、さすが歌うだけでもピカイチよね。ちなみに1部で書き忘れたが、そちらでは緑黄色社会さんの「サマータイムシンデレラ」を2曲目にみぃちゃんが歌ったが、そちらは花になってよりも爽やかに優しいイメージだったね。
そして、この後の選曲も、みぃちゃんが、こんな夕月を忘れたくない、という思いなんだろうか、夕月もかつて目指したアイドルへの道は間違ってない、という表情でBuono!の「初恋サイダー」ですぐさま定型コールで応える客席。このBounoの3人も、うち一人は芸能社会を去って一般人なんだね、と後に思う小生だった。そして夕月ゾーン最後に、そんなアイドル道から、今はシンガーソングライターとして歩んでいると主張するように、オリジナルソング「Ordinary」。
どんな明日を描こう?
後悔は空に捨てて!
不器用に生きよう!
もう一度明日は来るよ!
袂分かった6年前に、こうした形でステージに立つ明日をここに集まった誰もが描けなかっただろうけど、明日は来る、そう、この26人がいつか別の組み合わせで、どこかで公の場に戻ることも有りうるよね。そんなメッセージにも聞こえた夕月の今でした。みぃちゃんが、コールレスのwow wowをおふざけ気味に表現してたけど、それはダメよちょっと悪ノリし過ぎ。
そして次が椎名さん。先述のとおりすでに緊張は解れたとはいえ、やはりステージで歌うというのは2回目。1部でも、この曲ではかつてはダンスをしながら歌ったものだが、2部でもそこまでには至らぬもそれは仕方ないこと。何より、みぃちゃんの呼びかけ一夜ながら戻ってきてくれた歌姫がありがたいよね。彼女のアイドルを辞めた時の苦悩とかは、今回もそうだったけど、公に語ることはないだろうし、なんかそんなものは似合わないかもね。本当に、この一夜が終わればまた社会に溶け込む一般人に戻り、我が道を行くという感じは凛とした気品があるとも思える、まさに姫かもしれないね。どちらの部だったかは忘れたが、26人イベントの後ごとに誰かが泣いていた中、椎名さんは、ああ早く終わらないかなあ、という内心がありありと見えていたそうだけど、そういう生き様そのものを表現するアーティストと言っていいのではなかしらw。そんな彼女が歌った、もう自主規制解いて曲名を書いちゃうけど歌った「Memories」は、まさに、
誰もが君を忘れ去ってしまっても、
君はここにいるよ!
絶対なんか無い!
そんなみぃちゃんの思いも込められた、椎名るかだけしか歌えない曲を聴かせてくれました。そしてみぃちゃんが労うように、これももう書いちゃうよ!みぃちゃん!ということでロッカジャポニカ後期の曲「記憶のサイズ」。ステージ中は動画も写真も禁止、この一夜の椎名さんの姿を脳裏に焼き付けてというメッセ―ジだね。もっとも選曲理由は、数少ないサイリウム曲で、反応良い客席が必ず振ってくれるという狙いもあったそうだが、素敵な時間を本当にありがとうでした。
さて、自身が単独で歌う場面は、しばらくはこれで最後となり、また秋には「破芝英美」としての人生を表現するみぃちゃんが、大好きな歌手のひとつなんだろうね、official髭男dismの「Laughter」は、冒頭から低音の難曲で、自らに課した試練みたいなバラードに続いて、こちらはアイドルとしての先輩で敬意をもっていただろうベイビーレイズJAPAN」の、夢を描いて君と抱いてこれから始まる奇跡を迎えに駆け出そうと、あの時集まった初心のような「Dreamer」。そして、るったんにばかり歌わせて申し訳ないと切り出し、Memoriesと同様、MUGENという曲の一部を構成している、「さよならからはじまりへ」。そうかあ、小生記憶がないが、アイドル活動を終えてからは、2年前の生誕イベントでも歌わなかったんだね。事務所も止めて臨んだ自身のプロデュースイベントが一つの区切りという意味での、はじまり、ということだろうか。
ここまででまだ開始1時間弱、原口さんが適度にトークで絡んでくれたこともあり、尺としては程良かった1部と一転、3人とも曲間にトークを挟むなどは、さすがにその辺は次回があればの課題でもあるかなw、早くも本編最後を迎えてしまったのは、ロジャポとして2人は本家とも一緒に歌ったこともあり、夕月も、ガチンコ3として何度も歌った、コアラモードの「未来」。あんにゅとは声質もそれぞれ違う3人の歌上手が、彼らの世界をぞれぞれの声で表現して、それぞれの未来を進む姿はちょっと熱いものがあったね。
撮影会注意等も無く捌けて暗転で、今度はアンコールが響く会場に応えた19:10頃、今度は白地に黒色文字のTシャツに着替えて登場。4月のイベント同様、もはやみぃちゃんのカンペであるピンクのファイルを読みながら、やっとここまで来たあ、とやや一息で、早く歌えよって思ってるけどごめんね、と言って、このTシャツの件を語る。そう、この3人に加えて、明らかに26人のもう一人、当時はあみぽん、今はイラスト等を主体に、こちらも表現者としての道を行くヤマウチアミさんがデザイン。冒頭写真のロゴ、ちょっと昔の営団地下鉄w、とかそんな冗談はさておき、このデザインは、真ん中の円は太陽で、これはロジャポの太陽とのフレーズのみぃちゃんをイメージで、その円を左やや包むような黒の部分が三日月のようで、これが夕月の月を表し、そして両サイドが、まさに翼のようなのは、これまた天使というキャッチコピーだった椎名さんだという、ヤマウチさんの愛が感じられるものなのね。今日はこの現場には来られなかったらしいけど、2年前のみぃちゃん生誕でも手掛けたTシャツは、石黒さんは、今も着用しているとのこと。そこをすかさず、家着ですよね?と突っ込むみぃちゃんの瞬発力は一体どこから学んだのww。さらに、椎名さんもすっかり安堵か、天使ねえ、と、本当に堕天使に成り下がったかのように申し訳ないと神妙な面持ちwww。こんなはしゃぎだすとこの際年長の夕月が上手く回すといいんだが、彼女も負けまいとしてさらに加わり、ああ、本当に6年、いや彼女たちが出会ってから10年、こんな大人めいた切り返しもするようになったんだねという時の進化に感謝だよね。
そんな楽しい感じから、なるべく感傷的にならぬように、これまた上手く、1部冒頭のオリジナル曲の「Dear voice」について話し出すみぃちゃん。実はこの曲の1番(Aメロ)は、元の歌詞の一部に、みぃちゃんが椎名さんへの思いなどを連ねたものを、そして2番(Bメロ)には夕月への思いなどを連ね、さおしてなんとラスサビでは、応援してくれたファンへの思いなども連ねて、共作的に作詞も加わったということを明かして、2人は聞いてなかったらしく驚きの表情。だから2人もステージ前に座って聴いてほしい、と水を向けると、すっかり落ち着いた椎名さんは、みんなの邪魔するねごめん、と言ってみいちゃんの目の前に立つというお約束ボケまで見せる。そんなくだりもあってから改めて歌い始めるみぃちゃん。「あの頃に見た夢・今でも忘れない」なんて、1番では確か、夢は叶ったかな?の疑問問いかけが、2番は確か、夢を掴んで、みたいな希望になって、ラストでは確か、夢は成し遂げた、みたいな完結した感じになっていたと思うが、これはいつか音源を披露してほしいね。妹さんが下手端で多分撮影していたのでぜひお願いしたいね。二人に語り掛けて笑ったり感謝したりの表情で歌う姿、それをまっすぐに見つめる椎名さん、小生の目の前の背中で、多分感動と、自分の創作意欲を掻き立てられてわくわくした表情をしていただろう夕月、それぞれに素晴らしかったね。椎名さん、ごめん、レスがん貰い、とクチまで調子が良くなったww。
そして本当の最後、一夜限りの真夏の世の夢は、2021年3月28日、まだ事務所所属ながら、おそらくは事務所にもあまり話はせずに自主的に行っただろうあの発表会で、客席も一緒に歌いたかったが、まだコロナ禍下で発声も難しいときで歌えなかったので、今日は一緒に歌おうと仕切り直しになった髭男の「黄色い車」。行ってきます!の冒頭は、本当にこの3人もまたしばらく別の道に戻るというメッセージに思えたが、きっとまたこれから楽しいことたくさんあるよ、それはこういう形での再会かもしれないし、別の形かもしれない、それまでみんな過ごしてゆこうと活力をもらって、この素晴らしい一日が終わりました。
改めて椎名さん。本当にこの時のために戻ってくれてきてありがとう。正直言うと小生はロジャポ時代、内藤るな・るんぱんと椎名さんには、お話会(これもそう、みぃちゃんに倣い特典会とは言わない)では何を話そうかと考えるくらいに、なかなか気を遣っていたのね。でも今思えば、この日を見ても思ったのは、彼女は誰に対しても基本は等しく接しているんだよね。そこから先はフィーリングだとか話の内容とかで変わるんだろうけど、その点ではフラットで自分がしっかりして裏表本当に無い人なんだね。なんといっても、
4月に事務所辞めたみぃちゃんが、
即座にこのイベントに出てほしくてLINEしたが、
2週間以上未読スルーだったwww
そんなくらいの人だもの。でもそれが似合う貴重な存在で、今はもう社会に還っただろうけど、その強さは色んな人を救えると思う。いつかまた気まぐれで、こうしてステージに戻っても良いし、そうでなくとも椎名るか自体がステージとして、楽しく人生を謳歌してほしいね。
夕月とは、早くも来週末のハロー!ユヅキソングで、再びのシンガーソングライターとしての姿を観るけど、1部でも書いたけど、今回は、創作の産みの苦しみの時期を、今一度忘れてまさに、音を楽しめた、そんな一日だったんじゃないかと思う。師である佐藤航さんに培った技術を、10月5日の2部で同じくバンド構成、しかもキーボードには、今日の「未来」の作者でもある小幡康裕さんを迎えるという、その予行演習にもなったけど、初めて師ではない方とのコラボには目を輝かせて喜んでいたね。みぃちゃんがまた、あまりのツッコミの精度が良すぎて、シンガーソングライター、で曲(メロディ)は?に、すんってなったが、なに、慌てることはないよ。作曲には作詞以上に、あまた出回るメロディが、ときに模倣として指摘されうるリスクもあるから、徐々に自分のメロディを口ずさんだりしていたら、ふいに天から来た、みたいに宿ることもあるというじゃない。その日を街ながら、こちらも社会人としても勤めを果たしながら、道を進んでいってほしいね。
そしてみぃちゃん!さっき書いたとおり、思えばあの3月末の発表会から、こういう自主企画のイベントには魅力を感じていたんだろうね。さらに先輩のももクロの佐々木彩夏・あーりんの座長としての立ち振る舞いも影響を受けたということで、そのプロデュース力も磨きかかっただろう。もちろんフォーエスさんという味方の支援はありきだけど、フォーエスさんが何度もみぃちゃんを支援するのは、その人となりはもとより、表現者として持つ技術や能力を評価してこそでしょう。このイベントでも、収支とかそうしたものもかかってくるだろうけど、そこは経営学部(公表してます)で培ったものも活きるだろうし、本編ではやや尺を余したかもしれない進行のバランスなど含めて、今回を糧にして、またの機会を得られたら、またそのプロデュース力を発揮してほしい。2人に見せた絶妙なツッコミや切り返しなど、芸事の師ともいうべき青木竜象さんが、教えるでもなく、ただ話していたものを体感で身に着けたセンスが、そのまま技術にまで高まっているしで、2部を観ていた青木さんも喜んだんじゃないかな?先述のとおり、秋には「降臨SOUL」が始まる。つかの間の夏休み後は稽古が待っているでしょう。今回、言うまでもなくシンガーとしても大したものだと認識させたみぃちゃんに、まあ、無いだろうけども、もしも作中で歌声が披露でもされようものなら、それは感動を超えてしまうが、それはともかく、新たな敵を迎え撃つ英美の表現を楽しみに待ちます。
さて最後は余談。これは直接言ってしまったが、どうか、盟友の高井千帆を座組に上手く溶け込ませてあげてほしい。根性こそあるちぃちゃんだけど、あれだけの強者ぞろいの現場はなかなか溶け込むのは時間がかかるし、ただでさえ事務所縛りのある人だけに、自由さは制限もあろう。特に、武将でコンビとなるのは、あの素晴らしい名優の山﨑悠稀さん。かつて自分も芝居に悩んだときにマンツーマンで稽古に臨んでくれたという山﨑さんとは、仲介役でなんでも、うまく引き合わせてほしいな。あなたの、そのプロデュース力は、盟友をも救うと思うよ!頼みました。
(って、ちぃちゃんにしてみりゃ、なんだこのオヤジ、舐めんなってところでごめんなさい)
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