【備忘録】2020年度新コロ禍下のスタプラ推し事② 鈴木萌花

2020年度になってから、もう予定調和のようにライブやイベントは中止・無期限延期を余儀なくされて、我がももクロに至っては、このあと実に1年経たないと、単独興行(バレンタインNIGHT だZ)は開催できないくらいに、多くのイベンターを絶望の淵に追いやった新コロ。小生も、前回書いた平瀬美里・みぃちゃんの初舞台初日以後に観賞したライブ(イベント・舞台)は、

https://ameblo.jp/nofulv1/entry-12618144012.html

↑の記事に書いた、アメフラっシの8月のよみうりランドのもので、実に4カ月半ぶりだったからね。ひとつクラス〇とかコトを起こしたら、それだけで叩かれるような風潮だったから、イベントなんか打てなかった暗い期間はあったけども、なんとか緊急宣言は解除されて、エンターテイメント界も徐々に歩みを始めたところで小生が観賞したのが、

アメフラっシの鈴木萌花・もえちんが出演した、

五反田タイガー 8th Stage

Refrain~でも、バイバイ!~

画像2

という舞台の初日と千秋楽の前日の2回(2020年9月30日と10月3日)。

場所は、ここ、

画像1

草月ホールという青山一丁目駅から徒歩5分ほどの老舗劇場で、当時はなんか警官が多かった気がしたけど、決してヲタクらを片っ端から職質かけていたわけではないのは救いだったがww、立地からしてもいかにも由緒ある小屋というところで、五反田タイガーさんからは2度目のオファーをいただいたもえちんは、果たしてどんな役を担ったんだったっけか?

①ストーリー

今はホテルとして改装されている、ある古びた洋館・ホーンテッドマンション「Refrain」に、10月31日の今日予約の4人です、という一本の確認電話が入る。それを受けたのは、口裂け女の扮装をした従業員で、ほかにも、姉妹のキョンシー姿の従業員がおり、名前の通り、どおやら「おばけ屋敷」のように客をもてなすホテルであるが、どうも、夜な夜な、座敷童子・豚の着ぐるみの、本物のおばけ?を思わせる姿も目撃するので、キョンシーたちはいささか不安げ。一方同じ従業員でも、フランケンシュタイン姿の者や、ハロウィンのかぼちゃを頭につけて、歩くたびに自ら「てけてけてけ」と、可愛く言いながら、しかしフランケンには時折「おらあ!」と凄む、執事の女の子は、そんな恐怖も見せることもなく、楽しく、主の女性に仕えている。この女性主が、こうした趣向のホーンテッドマンションをしているのは、どうやらワケがあるらしいのだが・・・。そして、まもなく先程の予約確認電話を入れた4人を迎える直前、女性主が一本の電話を受ける。それは、「さっきの4人に、ひとり追加でお願いします!」という明るい女の子のものだった・・・。やがて到着した4人はいずれも学校の同級生のようで、どうやらこの館は、初めてではないらしいのだが、それでもかぼちゃ頭の執事や、フランケン、キョンシー姉妹、さらに本格的なお化け役として雇われた劇団員たち演じる、ナースと母親のゾンビたちの「恐怖」のもてなしには、なにか感じるものがあるのか、不安な感じをのぞかせる。が、ただ一人、遅れて参加すると電話をいれた女子だけは、引き続きあっけらかんと4人にツッコミを入れてゆくが、どうも「浮いている」のか、相手にしてもらえない感じだ。ともあれ、女性主に、館内のルールに従うべく言い渡された「5人」の一夜が始まる。

そこからは、雇われたお化けたちの腕の見せ所、というように「5人」を脅かすようなもてなしが始まるが、その中、どうやら座敷童子は本物のようで、ひょんなことからキョンシー姉妹が、その誘導にのってしまい、ロビーの中央にいわくありげに垂れ下がっていた「封印」を取り外してしまう。するとほどなく、「いちま~い、にま~い」と恨めしい声色で現れた、番町皿屋敷のお菊や、雪女、本物の口裂け女、さらには小豆洗い、そして、目鼻がまったく隠れて「歩きにくい(www)」のっぺらぼう、などの、本物の幽霊たちが登場してきて、どうやらガチの封印を外してしまったらしい。かぼちゃ頭の執事が女性主に報告し、なんとか封印を戻すべく、ここから、ガチの幽霊VS人間お化けたちの攻防が開始、なかでも、人間を見ると川に逃げてしまう小豆洗いの役立たずぶりが滑稽で、人間側優勢に進むのか?いやいや、のっぺらぼうの攻撃は手ごわいと、一進一退のさまが繰り広げられる。

そんな中、「5人」の宿泊客は、こうしたガチ幽霊とは別の者、そう、豚の着ぐるみのおばけ?に、「待っていたよ」と歓迎されている模様。それに対して、忌まわしい記憶を蘇らせたようにおののく5人のうちの4人。悪かったのは私達!と許しを請うように恐れてゆく。それに対して、例の遅れてきた女の子だけは平然としているのはなぜなのか?

こうした謎は、お菊らガチの幽霊勢に対して意を決したように、女性主が吐露した話で氷結してゆく。つまり、彼女がこの館をこうして運営しているのは、かつて事故によって亡くなった娘の成仏を願いつつ、その前にひとめ会えるのではないかという思いからであることが明かされ、その娘は、あの、遅れますと電話してきた女の子であり、その成仏を死神によってなされる必要があるのだと。お菊らは、女性主の覚悟が定まったことを確認して、いよいよ死神と女の子、そして、4人ではなく、その子を待っていた豚のぬいぐるみのおばけ?を引き合わせる。

すでに死んでいたことは自覚しつつも、4人の仲間として、ひとり残されることがいやで成仏しなかった女の子は、「みんなを恨めば成仏できる」という死神らに促されるが、なかなか納得しない。女性主から真相を聞いた4人は、女の子の存在が全く見えなかったことを教えて、豚のぬいぐるみをいたずらで隠し、それがもとで事故となって女の子を死なせてしまったことは詫びつつも、もう許して、付きまとわないで!と、成仏させるための、本心ではないひどいことを叫ぶ。そんな4人と、母である女性主の思いを知り、あえて、恨んでやって成仏してやる、と受け入れた女の子。死神に促され、その魂が徐々に消えゆくと、お互い、やっぱり恨むことはできない、さようなら、バイバイ!と、告げて永遠の別れを迎え入れた。

②2度目の五反田タイガー作品となったもえちん

https://ameblo.jp/nofulv1/entry-12586543808.html

この年の3月に、愛来と一緒に、こちらの五反田タイガーさんの作品に出演して、今回は単独でお声がけをいただき出演したもえちん。働きアリのツッコミ役から、座敷童子と、まともな人間役はいただいてませんがwww、やはり社会人年齢とはいえども出演者の中では最年少のもえちんは、現役アイドルということもあって、稽古中も可愛がってもらえていた模様が、共演の皆さんのSNSなどからも伺えてていたね。

その中で、小生は、もえちんの最初の登場のシーンが印象的。2階建てのセットと1階を、座敷童子だけに「フフフフフ・・・」って笑いながら降りたり上がったりするんだけど、これ、稽古中は、こうしたセットが組まれていないだろうから、前日のゲネプロや当日のリハの数少ない機会で、タイミングを合わせるのが苦労したんじゃないのかな、というのがとても大変に思えたのね。なかなか文章では伝わりにくいでしょうけど、とにかくこの登場のところが賞賛でした。それと、座敷童子は、いわゆる良い幽霊で、幸せにするタイプの者らしいだけど、今回良かれということで封印を解かせるように仕向けたのが、必ずしも幸せにならなかったケースになったことに、寂しい表情を見せたところが良かった。

あとは、序盤は、豚のぬいぐるみお化け役との二人芝居的な部分があって、これがAKB48の清水麻璃亜さんと、役者の若松愛里さんというダブルキャストだったので、同役異役者の方と同じ芝居をするという体験ができたのは、個人的には良いことなのかなと思った。役者さんによって微妙に違うんでしょう芝居って?それを自分はまったく同じに受けるのか、人によって変えるのか、なんてことを自身も考えるだけで楽しそうだしねw。

それと、この作品では、清水さん以外に、かつてアイドルグループに所属していた人も多く出ていて、前作でも共演した聞間彩さん(小豆洗い)は「つりビット」、長野せりなさん(ガチ幽霊の口裂け女)は「アイドリング」、村田寛奈さん(4人の宿泊客の1人)は「9ine」など。まあ、これは「アリスインプロジェクト」さんなんかでも同じように、現役や元アイドルは多いだろうけど、とくに、知らなかったけど、村田さんはギターも演奏するそうで、それはもえちんの目指すものでもあるわけだから、この時の縁でいろいろ聞けたりもしないかしら?なんてね、思うわけですが、まあもえちんもいかにも人見知りって感じだから、これはギター以上にハードルが高いかwww。

③そのほかに

五反田タイガーさんは、2020年は3月と9月の2回かしら、新コロ下でも公演をなんとか打ったように、それだけで相当の労力を費やしただろうね。座長かな、お菊役だった東ななえさんも、初日の挨拶ではやはり極まっていたし、主役の女の子の飯塚理恵さんは、どうやら毎回の挨拶でも極まっているくらいだったようで、新コロ下では、撤退したところが多いものねえ。このあと実は、またもえちんもお声がけがあったんだけど、こちらは延期ということで、4月時点でまだ未定だしね。なんとか、また、再開を祈るところだね。

そして、かぼちゃ頭の執事の、羽柴なつみさん。こちらは、小生は、葉月智子・平瀬美里のアリスインプロジェクト作品に続く、3作目となったけど、やはり存在感がいいねえ。こちらでも「不良っぽさ」を垣間見せる役柄で、これは地なのかwww、ってところだが、背の高さと姿勢の良さ、まあビジュアル的なものもあるけど、彼女なんかは映像の芝居でも引き合いがそのうちあるんじゃないのかしら?依然フリーで個人マネジメントのようだけど、どこかしっかりとした事務所さんで、さらに広がるんじゃないかしら?でも、フリーだからこそ好きなことも出来るかな?新コロの先は見えないのも、かえって良いのかもね。また、3Bjunior系のメンバーを追ううちクロスするんでしょうな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?