有安杏果 サクライブ弾き語りツアー2021(4/11高松)観賞記

なんか前記事が、これを書かんがためにわざわざ時系列を飛ばして書いたわりに、中身の薄いものになってしまったのが、自分でも残念であるのだが、ホント昨年度のコンサート系は事実関係の覚えが良くないので、主観だらけの感想文みたいなものが続くけど、その分、今日ここ、

高松festhalleでの有ちゃんのライブは、久しぶりにメモ取ったりもして、少しは事実部分も書けるんじゃないかしら?

ということで、まずはお約束の、遠征には欠かせない小生の寄り道報告から始めると、まだ小生は、あの、徳島は鳴門の渦潮を見たことがなかったので、朝イチの徳島便から鳴門公園に直行して、

でも、いかにも「渦潮」って模様はなかなか短時間じゃあ撮れないみたいね。それでも、月や太陽の引力が作用して起こる自然の動きは、地球を感じるものでしたな。

観光地ならではのお約束飯「鯛丼」に、新コロで大変な地元経済に、ささやかに献してから、これは新型車両か!?

と、やはり肝心のライブレポよりも濃くなってしまう小生ブログのマクラ部はここまでにしておこうかwww、高松駅には15:31について、市民の足たる、

ことでんで二つ目瓦町駅に、高松最大とされるfesthalleへ。

今日は椅子席で11列くらいだったかな?ベンチ椅子もひとつずつ空けてのゆとりある配置で、うーむ、収容数としては前記事書いたが、なかなか難しいが、そこは巡業先だし、新コロ自重もあるし想定内だろう。そして、その想定は小生とて同じこと、ツアー会場数ある中で、


この「アウェイ」会場こそ、

頭数要因として、

おぢさんが役立つ場所よ!


(決して、渦潮みたり、うずしお乗るのに都合良かった、わけではない!・・・??)


今回は、弾き語りツアー、ステージにはギターたてかけられるのみと、あとはピアノ。ドラムは今回は叩かないみたいね。ももクロ在籍時の最初のソロコンで、ドラマー村石さんの教えを受けての初叩きが懐かしいが、これもいつか披露するだろうね。

客層は、これもまあ想定内か、小生含めて中高年比率は申し訳ないが高いが、女性も彼女と同年かやや上ってところが10数名か。しかし、これはもうみんな、

緑要素はゼロ

いい加減当たり前かもしらんが、もう次からは小生も書かないでよいかもね。その分ツアーシャツの着用も高いのは、コアなファンが集う証拠でもあろう。


ここは小生も貢献して身に纏い、いよいよ17:02、バンド仲間もいない、自分ただひとりだけが音を奏で歌い話すという、新たな境地へ旅立つ時が来た。暗がりのまま下手側より現れて、あの5年目となる焦げ茶のギターを肩にして、オープニングナンバーは、


1 愛されたくて


普段は、バンドならホントにジャズっぽい感じのイントロが、有ちゃんギター一本だと当然違う雰囲気。勿論リズムに動きたくなるのだが、その分「君に愛されたくて」が、一層語りかけてる感じがされるのね。


2 Catch up


ギターを、こちらは代えて、今日は二本を使い分けるんだね。この辺りはこだわりとかもあるんだろうね。頑固に妥協しない、彼女らしいというところか。

この曲も普段はアップテンポに有ちゃんの身体の動きも多いが、サビではスローなバラード風にして抑揚つけてと、今日は随所にそうしたアレンジが見られたね。

挨拶で、この後も口にするが、高松は本来昨年2020で予定していたのが流れたので、ホント楽しみにしていたとの有ちゃん。みんなは飛ばさんといて、沢山曲用意してきたから、とすっかりお馴染みの、たまの関西訛りを滲ませながら、再びメイン?の相棒ギターで、


3 LAST SCENE


一人になってからの曲。あまり小生も聞き込んでいないが、裏声未満のサビ部分の曲。しかし当たり前だが、ギターの練習時間は相当なんだろうな。番組でギター始めてから約8年くらいで、自分の一本だけでライブするまでになるのが早いか遅いか。曲折してここまで来た彼女。


4 遠吠え


2番の最初の、どうして言葉にできないんだろう?ってところが、歌詞どおりもどかしい、って表情で良かったなあ。素人はギターなんて、コードの指間違えないかばかり見ちゃうが、「演じる」までするのか。凄いなあ。


四国の人?を聞いて、徳島だけいなかったらどうしよう?って、わかったようで?なのは昔ながらかwww。新コロ自粛中、小谷さん(小さな勇気の人か)から回ってきた歌リレー配信で、この時期だから笑いたい、ということで披露した高橋優さんの、


5 福笑い


をここで人前では初めて歌う。ゲームの福笑いも、なんか切ない励み曲になるのね。


ここでギターから離れて、鍵盤の前へ。はあ~、のため息が弾き語りでさらに洗練した感じだった、


6 裸


ギターとピアノでの違いなんて、トーシロにはわからんが、個人的には、叩くのに気持ち込めるように見えるから、ピアノが好きかな。


7 TRAVEL FANTASISTA


ギターよりもさらに後からピアノは始めたんじゃないか?だけど、我々が、ちゃんと手を握って、からの部分を左右に手を振った、にっこり笑って見渡す余裕さえあったから、これも失礼かもしれないけど、凄いなあとしか。


8 Do you Know


一人後の曲。むしろ小生がしっかり復習しないと。テンポは弾き語りに合う曲という感じかしら?どぅゆーのー!の伸ばすのが、有ちゃんらしさのひとつだなあ。


サクライブというだけに、勿論桜を探したんだけど、高松はもう終わりやったねえ、と嘆き笑い、しかしその後に、


桜は、もう、

緑ですか



この、緑(色)のワード、2019年までなら、会場もざわめいたかもしれないし、本人も意識して使わない単語だったかもしれないね。小生も、しばらくしてから、あれ、緑って、ああ・・・ってくらい、有安杏果というシンガーを見ていたんだろうな。

最前でちょっと抜け出して戻ったファンに、まあ慌てんでええよ、大した話はしてないし、といいつつ、(四国来れなくてやっと来た話・一人活動でしんどかった話などしてたから)


いや、大事な話しとった!


も天然さも残す有ちゃん。桜つながりのカバーで、アンジェラ・アキさんの、


9 桜色


をピアノで。うーむ、有ちゃんピアノも良いわ。素人だから細かいタッチミスとかあるんだろうが、クラシックとか大会じゃないし。さっきの福笑いもそうだけど、カバーだからしっかり練習なんだろうね。


引き続きは、ネガティブな思いの時の曲、とくればやはり、


10 色えんぴつ


あの時期はまだ在籍だけど、意識はもう「次」だったってことだろうね。ギターやピアノで思いを表現できる、まさに音楽を知ったら、5人の活動は考えるよね。その後の空白の一年からのバッシング、新コロで活動縮小、波乱だけと、使い捨ての色えんぴつではなかった有ちゃん。


12 ペダル


サクライブ渋谷での、締め曲を、ネガティブ曲からもう一度、一歩一歩進もうという意思表明ってところか。そして、三たびのビアノで、


13 心の旋律


在籍時に作曲してくれた武部聡さんは、その後脱退で、我々外野からは関係が途切れたと映るが、今ピアノで、よりバラードみたいにアレンジして独奏独唱する有ちゃんを見てほしいねえ。彼くらいの大御所は、隔てなく関わり持ってもらえれば良いんだが、でも有ちゃんサイドが距離取ってるかもしれないか。この評判が耳に届くことを願いたいな。


図らずも彼女からも、ダンスしか習ってない自分がギターやピアノで、ここまで来た。音楽が楽しい。あと3曲、みんなにも届けるよ、と、改めて自身の春の曲、


14 サクラトーン


このサビ、2020では客席レクチャーして、合唱するアレンジをしていたが、ライブ自体が微妙になり、合唱は止めるアレンジに決めたら、ライブ自体流れてしまったと、感慨げな有ちゃん。今日は、ギターも止めて、肉声だけで我々に届けてくれました。


15 ハムスター


この辺りでは、いわゆるアゲ系曲が続くフィナーレへの道だから、かつてアイドル時代同様曲間微笑む頻度も多い。弾く手もなかなか疲れがあるだろうが、入り込んだモードのまま、本編最後は、


16 Run away


何が正解?何が間違い?の歌詞は、今この独唱奏にまで至った有ちゃんがいるのが正解ということでしょう。ランナウェイは、逃げじゃない、突き進む、ってことだと躍動して18:55終了。


アンコールには、ツアーシャツ(ブラウン)に衣替えして、ピアノ前に座り、やはりややバラード風に変化させた、真のソロデビュー曲たる、


17 feel a heartbeat


あの、ウォウウォウイエイイエイの部分、声出せないのがつらいなあ。半数以上のファンが、手拍子じゃなく、こぶし上げたり手を回したりして、一緒に「歌って」いたよ!それをまた満足気に笑う有ちゃん。


アンコール謝意のあと、新コロで大変な我々側を思い、たくさんの涙を紡いで橋をかけたと、


18 虹む涙


ロングトーンも素敵。まだいまだに思い出す、冬軽井沢の「白い風」の、ゲレンデへの木霊。独奏だから声が楽器に消えないのが嬉しかった。


今も(在籍時の)横浜アリーナ(2017年7月3日)が、自分では高い壁で、いまもスタートラインだと謙遜する有ちゃん。ここで、まだ1週間前に、タイトルや歌詞が決まったばかりの曲を届けるという。新コロ下の、自分や世の中の「ひとり」ということをテーマに、夢が終わってしまった・壊れてしまった気持ちなどを何度も推敲して作った、


19 指先の夢


「カーテンをひいてた・今日も疲れて・知らない街でだだ一人・変われるかな」という、テーマに沿った感じのフレーズが、暗いまま終わるのかな、とはならず、「まだ遠い・一生かけて届くかわからない・思いは・かき鳴らすよ」みたいな前向く感じに変わり、ラストは、いつ話せるかな?みたいなアウトロだったか。こだわり妥協しない彼女だから、ギリギリで完成なんだろううが、いわく、これから煮こんでゆくけど、その過程でまた変わるかもしれない、となっているとか。これも昔同様、変わらぬ曲を育てる姿だね。そしてもっと、指先から夢を現実にして弾き出してほしいね。


最後は、明るく次もまた高松で会いましょう!ということで、


20 ヒカリの声


で全20曲、19:35。深くお辞儀して、最後元気に手を振りステージを後にしました。


弾き語りということで、より歌い慣れた在籍時代曲に比重を置いて、しかしくどいようだが、かつてダンスが良いと言われたスタートラインから、よくぞシンガーになったよね。そこにダンスの素養があるんだから、アイドルだシンガーだの枠を取り払って、総合エンターテイナーを進んでほしいな。

思えば、袂を別った4人も、1年以上ものライブ再開には涙極まったという。有ちゃんもまた、高松に来られたことを感慨深く喜んだ。表現方法は違うけど、ファンに、観る者に、明日への活力を与えるという根は変わらないわけだから、もう、変に意識することなく、認めあっていったら良いと思うな。それはもちろんファンである我々の方も、ね。

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