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おすすめの本紹介【何者】

何者

「就活はトランプでいうダウトみたいなもの。」

「想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。他の人間とは違う自分を、誰かに想像してほしくてたまらないのだ。」

「メールやツイッターやフェイスブック、ほんの少しの言葉と小さな小さな写真のみで自分が何者であるかを語るとき、どの言葉を取捨選択しているかというところが大切なような気がする。」

あなたはこれらの台詞に対して、どう思いますか?


こんにちは!梅雨の季節ですが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、私のおすすめの本を紹介したいと思います!
紹介する本は、朝井リョウ著「何者」。
有名な本なのでご存じの方も多いかと思いますが、就活に挑む大学生を描いた物語、直木賞受賞作です。

大学生活まるわかり

大学生が主人公ということで、大学生活の様子がわかるのは高校生にとって嬉しいポイントだと思います!就活はもちろん、バイト、サークル、インターンなど、大学生活で多くの人が経験することが出てくるので、イメージがわきやすいです。
ちなみに、私は大学生ですが、大学に入ったときにはコロナ禍が始まっており対面で気軽に会える大学生活を過ごしていないので、大学生活を描いた小説などを読んでわくわくしています(笑)今高校生の皆さんが大学生になる頃には、対面授業やサークル、ご飯会などばんばん出来るようになっているといいですね!

人の心の中に入り込んでくる 

「自分はどうだろう?」と考えさせられてしまうような台詞や展開が多いです。詳しくはネタバレになってしまうのでふんわりと語りますが、この本の最後の方のシーンを最初に読んだとき、私は少しいらいらしてしまいました。それは、登場人物同士の掛け合いであるのにも関わらず、まるで自分のことを指摘されているように感じたからです。
今回、このnoteを書くにあたって読み返したところ、一つ一つの台詞がすとんと腑に落ちて、前に読んだときとは違う前向きな感情になりました。読書全般に言えることですが、何度も読むことで自分の変化も感じられるところも魅力の1つだと思います。

タイトルの『何者』がどういう意味を持つのか。

ぜひ、あなたの目で確かめてみてください!

写真・言葉の引用 『何者』朝井リョウ

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