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情報学ってなに?

私は、情報学部に所属していますが、それを言うと十中八九、
「情報学部ってよく分からない。何しているの?」と言われます。

私の答えは次です。

これからの社会の基盤となり、様々な分野をつなぐものが情報であり、その学問である

よくわからないですよね。笑
「情報学」という学問が少しでも世に伝われば良いなと思い、情報学部2年目の現役大学生の視点から、情報学について説明してみることにしました。
ぜひ読んでいってください!
(私は、「人間・社会情報学科」という学科の所属なので、そこについて詳しく書いています。他学科については認識違いがあるかもしれないので、参考程度ということでご了承ください。)

名古屋大学 情報学部の基本情報

名大の情報学部は、文系・理系の両方を持つ、3つの学科からなります。
とても簡単にではありますが、入試科目と、具体的な、学べる内容を紹介します。

A.自然情報学科(通称:しぜん)
入試科目:いわゆる理系科目。二次は、数ⅠAⅡBⅢ・理科1科目・外国語の計3科目。
学べる内容:データの分析や、シミュレーションなど

B.人間・社会情報学科(通称:じんしゃ)
入試科目:いわゆる文系科目。二次は、外国語・数ⅠAⅡB or 地歴の計2科目。
学べる内容:心理や、メディアなど

C.コンピュータ科学科(通称:こんぴ)
入試科目:いわゆる理系科目。二次は、数ⅠAⅡBⅢ・物理・物理以外の理科1科目・外国語の計4科目。
学べる内容:コンピュータシステムや、機械学習など

どうして情報学部を選んだのか

情報学とは何かを述べる前に、まずは情報学について漠然としたイメージしかなかった、高校時代の自分の考えを少し述べたいと思います。
これを読む多くの方は、情報学へのイメージが漠然としていると思うので、ここで少しでも感覚を近づけられるといいなと思っています。

私は「人」に興味があり、人をさまざまな方向から人を理解したいと考えていました。そのため、大学では、脳科学や生物学、教育、心理、哲学などを学びたいと考えていました。また、専門に特化しすぎずに、広い視野で教養を身につけたいとも考えていたため、文理の垣根に抵抗を持っていました。そして、分かりやすく世の中に役立つような研究をしたいとも考えていました。

これらを満たせる学部を探していくと、どうも「学際系」というものに当たると分かってきました。これは近年増えてきたもので、特定の学問系統にとらわれない、総合的・分野横断的な学問を指しています。学部としては、「教養学部」や「人間学部」などの名前になっています。そして、名古屋大学の情報学部も文理融合であり、学際系という領域に含まれる学部でした。
元々、情報にはそれほど興味がなく、他の大学・学部を目指していましたが、できるだけ実家から大学に通って欲しいという親の希望があったため、名大の情報学部を希望することにしました。

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結論。入ってみて何を感じるか

実際に授業が始まると、予想外に、とにかくプログラミングや計算機の授業が多く、苦労しました。社会心理学や認知科学などを専門にできますが、それ以外の情報そのものに関して学ぶことが大半を占めていました。(自分のやりたいこと以外に何をするのかを把握し、シラバスなどを見てみるべきでした。)

ここまで、情報学部で具体的にどんなことを学んでいるのか、情報学の断片を述べてきました。
それでは、情報学とはなんなのか。情報学部の講義を1年半受けてきて、自分でも納得のいく答えを出せています。
それは、
これからの社会の基盤となり、様々な分野をつなぐものが情報であり、その学問
というものです。
様々な分野をつなぐ基礎になるものだから、情報学では、様々な分野を学際的に学ぶのだと理解しています。
例えば、社会に有益となる、データの扱い方について、オープンデータやIoTを用いて考えるという研究をされている先生もいらっしゃいます。そこでは、高齢者の健康を促進したり、地域おこしをしたりしています。これはまさに、人や物を繋げ、社会の基盤を作っていると言えるのではないでしょうか。

少しでも情報に関するイメージが掴めれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回の投稿もお楽しみに!

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