見出し画像

受験勉強いつから始めるの?

先月と合わせて2回高校出張授業を行ったのですが、どちらの高校でももらった質問がありました。その質問は「受験勉強はいつから始めますか」ということでした。私も高校生の時に1年生のころから気になっていて、わからないながらもとりあえずで受験勉強に切り替えていました。今日はそんな受験勉強に切り替えるタイミングについて自分の経験を踏まえて話していきます。


そもそも「受験勉強」ってなに?

まずはいつ受験勉強をするべきなのかを考える前に「受験勉強」ってなにかを考えてみたいと思います。受験勉強ってなにかと考えてみると意外と言葉にするのは難しいと思います。
イメージで言えば大学入試を意識して勉強しないとと思い勉強する時期ですね。これだと少し曖昧な気がします。
なので、今回はこのイメージをもう少し具体的にして、「入試を意識し始めて毎日しなくちゃと思い勉強に時間をかける時期」と「入試の傾向や科目を意識する試験対策の勉強する時期」の2段階に分けて話していきます。


受験勉強に切り替えるタイミングはいつから?

受験勉強を始めるタイミングとしてよく言われてるのが高2の冬です。私も高校2年生の時に先生が「2年生の冬は3年0学期だから、勉強に集中していこう」と良く言っていたので、高2の冬頃から勉強にかける時間を増やしていました。
「どうして高2の冬から始めるの?高3からでも間に合う」と思う人も多いと思います。確かに、受験生の多くは3年生になって時期や部活が終わった時期から切り替えています。その分、高2の冬という早めのタイミングから始めることができるので結果的に有利な条件で試験を受けることができます。実際に高2の冬から継続して勉強している人たちの多くは余裕をもって入試に臨んでいた印象です。
なので、受験生活を無理なく余裕を持って過ごしたいという人は高2の冬あたりから始めることをおすすめします。1日2,3時間くらいを目安に宿題以外で勉強できると良いと思います。


試験対策に切り替えるタイミングはいつから?

試験対策を始めるタイミングは高3の夏から秋がベストだと思います。ただし、2学期前半頃までは過去問を解くのはあくまで今の自分のレベルがどの程度なのか、どの科目や分野を勉強したほうが良いのかを知るために行うと良いと思います。というのも試験対策は過去問を解くことだけではなく、その試験の傾向を知り、自分に足りないところを勉強するということも大切になっていきます。そのため、試験よりも早い段階で過去問を解くことや学校別模試を受けることで傾向を知り、普段の勉強に活かすことが重要です。そして、2学期の後半に入り、教科書の内容が全て終わったころから過去問に集中して取り組めると試験のころには自信を持って臨めると思います。ただ、2次試験は大学によってはその大学独特の問題に慣れるのに時間が必要な場合もあります。特に難関大学で多いので、その場合はもう少し早めに切り替えると良いと思います。


今回は受験勉強の時期について話しました。大学が今後の人生に結構関わっているにも関わらず、受験勉強は1年くらいしかありません。そのことを思って、高校3年間の1年を勉強に費やしてみるのもありだと思うので、ぜひ頑張ってください。
また、今度は実際にどういう勉強をしていたか話していくので興味を持ってくれた方は次回の投稿も楽しみにしてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?