解放と神学の微風その5〜ブラジル アマゾン〜

アマゾンの中心のマナウスに向かう船の上で女系家族と別れを告げると、今度はマイケルJフォックスに似たイケメン白人と、サイボーグ009に出てくる黒人の黒豹のようなサイボーグ008ピュンマに似た男性二人と仲良くなった。ちなみに私はワシっ鼻で一重だったのでサイボーグ002ジェット・リンクに似ていると言われていた。空を飛ぶやつだ。どちらかというとマイケルJフォックスに似たイケメンの白人は009島村ジョーに似ていた。
イケメンの白人は実に親切にしてくれた。身の回りのことの他に、いろんな女性を連れて来て紹介しようとした。その度に「いや、そう言うんじゃないんで」と断り続けると、今度は、男性陣を連れて来て下ネタに花を咲かせた。ことあるごとに「日本語でなんて言うんだ」と聞かれ、結局たくさんの下ネタの日本語をアマゾンに広めることになってしまった。
その後その下ネタの日本語達は言霊となってアマゾンに響き渡って行ったのだろうか。願わくば種子の1つでも刺激して、森の回復と生命が必要とする酸素量の維持に貢献できてれば良いのだが。
昼間はワニを描いたり船の上の人を描いたりしていると、だんだんその区別が付かなくなって行った。両方じっと見ていると、その残像が残り、重なってしまうのだ。
旅の食事はいつもその都度料理したものを出してくれるのだが、それなりに美味かった。しかし、どうしても石のようなふりかけはとにかく堅かった。味は悪くないのだが、ある時ガリッと行き、歯が少し欠けてしまった。これが後に更なる悲劇を生むことになる。
アマゾンの中心マナウスに到着すると、フォルタレーザで日本人の友達の紹介で仲良くなった女性のお兄さんが迎えに来てくれていた。

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