小学6年生からのおふるまい
3月末、STORIA(ストーリア)の子どもの居場所の卒業イベントがあり、参加してきました。
卒業イベントは仙台市若林区にある「INTILAQ(インティラック)東北イノベーションセンター」をお借りして行われました。
この日、卒業生(小6)の子どもたちが参加者全員にお昼ご飯をおふるまいしてくれることになりました。
これは、卒業生本人たちが「やりたい!」と言ったことから実現したこと。
初め、卒業生がおふるまいをしてくれると聞いた時、一瞬頭に「?」が出てきました。
「お祝いされる側がふるまってくれるんだ・・・!」「新しい!」
時々「疲れた~」と言いながらも朝から一生懸命人数分のお昼ご飯を用意してくれた卒業生たち。
とても美味しく、味わっていただきました。
お腹も心も満たされるとてもステキなお昼ご飯でした。
まさかおもてなしいただけるなんて、と有難い気持ちに。
イベントでは、卒業に当たって「ジュニアボランティア」の任命証が卒業生に渡されました。STORIAの子どもの居場所では、小学校を卒業すると、今度はジュニアボランティアとして居場所の運営のお手伝いをしてくれる子どもがたくさんいます。
その存在の心強いことと言ったら・・・!
(当日の司会進行もジュニアボランティアの中学生の2人が堂々と勤めてくれました)
当日は駆けつけられない、遠方に住んでいるかつてのボランティアさん、かつてのスタッフ、現ボランティアさん、現スタッフ等、たくさんのお祝いビデオメッセージが寄せられました。
また、1年を振り返る動画や変顔特集等をみんなで見て大盛り上がりでした。
下級生の子どもたちも、華々しく見送られる卒業生たちの姿を見て「いつかは自分もあんな風に見送られるんだな」とイメージを膨らませているようです。
のびのびしていてとても自由な子どもたち。
良い意味で「おりこうさん」ではない自然体の姿にどこかホッとします。
当日は、マイクを持って話をする人の言葉が、リアルタイムで字幕に出るシステムが導入されていたのですが、誤変換が多く、その度に爆笑する子どもたち。
楽しくて仕方ないという感じで、終始みんなの笑い声が会場に響いていました。
STORIAの子どもの居場所では、「子どもたちのお誕生日」や「小学校の卒業」などの節目節目のイベントを大切にしています。
居場所に来てくれているみんなが
「自分はたくさんの人から愛されているんだな」
「たくさんの人が自分(たち)のことをお祝いしてくれているんだな」
と感じてくれたら、本当にうれしく思います。
わたしたちの子どもの居場所を、本当にたくさんの方々が支えてくださっています。
「みんなで子育てをしよう!」と口で言うのは簡単ですが、実践となるとなかなか難しい、と感じている方は多いのではないでしょうか。
STORIAの子どもの居場所は「みんなで子育て」をまさに実現している居場所だと感じ、その尊さに、感慨深さを感じる一日でありました。
当日駆けつけてくださった、ボランティアさん、プロボノさん、関係者のみなさん、そして睡眠時間を削って細やかに準備に当たってくれたスタッフの皆さん、本当にありがとうございます。
STORIAの居場所に関わってくださっている全ての方に感謝を込めて。
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