理由①帰国時の無職確定2
前回の続きでございます。
タイトルの通り、現地採用の皆さんは僕と同じようにかなりの高確率で
「無職」で日本に帰国することになります。
理由は下記の2つです。
①海外に居ながら日本への転職活動すること自体がかなり難しい
②オンラインのみで完結する日本企業への転職は無いし、あってもすべきでない
今回は、②をご説明いたします。
①については下記をご参照くださいませ。
さて、会社に入社するためには当然面接を突破しなくてはいけません。
その面接ですが、
1次・2次面接はオンライン可だとしても(むしろ企業側が時間効率の関係でオンラインを指定することが多いです)、
最終面接は基本的に日本での対面になります。
「なんでだよ!海外にいるんだからしょうがないじゃん!
そこはなんとか全部オンラインで頼むよ企業さん!」
…僕も最初はそう思いました。
でもですよ、生々しい話ですが、
みなさんの希望年収はおいくらですか?
仮に700万だとしたら、それはもう結構な「投資」ですよね。
それを会わないで決める会社の方がおかしくないですか?
会わないと分からない要素も、実際多いと思いますし。
…それと、皆さんの方は、次に行く会社の人に会わなくても大丈夫ですか??
僕は今回の無職からの就職活動で、一つ心に決めていたことがあります。
「最後は絶対にその会社に行って、その会社の人と会ってから決める」と。
これは、自分がベトナム転職を、実際にベトナムに足を運びもせず、
オンラインだけで決めてしまったことによる大反省からです。
(勿論、物理的に難しいというのもありましたが)
その会社が自分に合うかどうか、
実際にその会社に行って、
その会社の人に会って、
会社の雰囲気を感じてから決めるべきだったと、強く思いました。
異国の地にある会社なら、尚更です。
ちなみに、日本での面接のためにちょっと一時帰国なんて話もネットで見かけましたが、コロナ前ならまだしも、今は無理でしょう。
一時帰国なんて簡単にできません。
双方の国での隔離期間という問題が常に付きまといますし、
出国・帰国前の高いPCR検査代・本数が減ってその分運賃が高くなった飛行機代もネックになるはずです。
それに、こんな状況の中で会社にはなんて言って日本に帰るんですか?
つまり、①②をまとめますと、
海外に居ながら日本の企業に就職するための全てのステップを行うことはできません。そもそも活動を進めること自体が難しい状態です。
よって、無職になって日本に帰らざるをえないんです。
「帰国時無職確定」の理由、お分かりいただけましたでしょうか。
これが駐在員の場合は、会社に所属したまま日本への帰国が可能ですが、現地採用の場合は、無職以外の選択肢はありません。
渡航前は中々考えが及ばないと思いますが、
「日本に帰った後がすごく大変」です。
現地採用での就職をお考えのみなさん、
ここまで理解した上で行く準備はできていますか?
僕が思うに、覚悟なんて一時的なものです。
状況や考え方が変われば、判断基準も変わります。
どうか冷静に、冷静に考えてくださいね。
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