教室の時計。何時何分かは忘れた。でも秒針は53秒くらいを指していた。54、55、56、55、54、55、54…電池が切れかけているのか進まない。見る間に46秒くらいにまで戻ってしまった。もがきながらも秒針は重力に逆らおうとする。54、55、56、57、58、59…目が覚めた。
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夜な夜な文字の海に漕ぎ出すための船賃に活用させていただきます。そしてきっと船旅で得たものを、またここにご披露いたしましょう。