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日記 大竹伸朗 lizzy mcalpine

結婚する少し前くらいから、wordで日記を書いている。気が向いた時やどうしても文章にしておきたい時、文章にしないと自分の考えていることがわからない時など、不定期に書いていた。Facebookが流行ったころはそっちに日記めいたことを書いていたのでしばらく抜けていたりするけど、今では200ページくらいになっている。
最近特に思うんだけど、ちょっとスクロールするだけで何十年も前に自分がどんなことを考えていたか手に取るようにわかるのはちょっと凄いなあと思う。内容はしょうもないものがほとんどだけど、中には深刻なものもあり切羽詰まったものもあって、あーこういうことで悩んでたよなあと思い出すこともある。そういうものが何十年分もあるのを目の当たりにすると、もはや内容よりも単純に時間の積み重なりがただただ凄いように思えてくる。断片的ではあるけれど、僕の過ごした時間の一部がこうやって時系列で確認することができるんだから、これは僕自身の一部と言っても言い過ぎではないように思える。
たぶん死ぬまで書くだろうけど、死んだ後どうしよう?まあでも人には見せられないだろうから、このままDropboxの中にひっそりと残り続けるんだろうな。

先週から夏休みをとっていて、特にこれといった予定もなく毎日ぼんやりと過ごしている。MTBに乗ってるくらい。ただこれも今の時期はかなりハードで、ちょっと走ると汗は滝のように出るし、だんだん足に力は入らなくなり頭もぼんやりする。たぶん脱水になりかけながら走っているんだろう。なかなか怖い。
まあほかにも普段やろうと思ってできていなかったことなどをちょっとずつこなしていて、それなりに休日を満喫している。


ネットを見ていたら大竹伸朗が富山美術館で展覧会をやっていることを知る。去年東京でやっていて結局行けず、地元の愛媛にも巡回していたけど帰る時間もなく、もう諦めていたんだけど、まさかのタイミングでの富山だった。予定に入れていなかったんだけどやっぱり行くことにした。かなり大きめな回顧展だし、僕はこの人と作品がむちゃくちゃ好きだからだ。どういう経緯でそうなったか覚えていないけど、まあそんなのはどうでもいいや。
富山には行ったことはなくて、たぶん金沢までだったと思う。車で行くなら一泊しようかと思ったんだけど、電車で行くことにして日帰りにした。300キロちょっとだから車で行ける距離だけど、たしか金沢に車で行った帰りにパワステが壊れたことがあり、ハンドル操作がむちゃくちゃ大変だったのを思い出して弱気になってしまった。妻も仕事なので1人で行くことになるし、観光地をまわるつもりもないし、大竹伸朗見たいだけだしさくっと電車でいいかなという結論に至った。まあせっかくの休暇だし車でぼんやりしながらゆっくりというのも良かったんだけど。


そしてさっそく移動中に何を聴こうか選別している。今のところ最近気になったlizzy mcalpine が最有力候補となっていてもうプレイリストも作ったんだけど、村上春樹も言うように、旅行中は何を聴きたくなるかはその時になってみなければわからない。bob dylanかもしれないしandy shaufかもしれない。ちなみに以前佐賀まで電車で行った時は、なぜかinfinite bisousばかり聴いていた。ぼんやりと海を見ながら聴いているととても気持ちよかった。

まあでも今ではiPhoneに全部入っているから、ウォークマンといくつかのカセットテープを持っていくわけでもないので、そういう意味ではとてもいい時代、ほんとに。

ちなみに持っていく本はソローの「ウォールデン」と、山頭火の「山頭火句集」。たぶんそんなに読めないだろうけど、移動中に読む山頭火はどんなふうに聴こえてくるかちょっと楽しみ。




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