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ストイカ3号を滑り込みで刊行しました

しばらく無音でしたが、季刊のストイカの3号(2020年4月号)の準備と編集と発送にかかりきりでしたので、ご容赦ください。すでに2月から新型コロナウイルスの雲行きが怪しくなり始め、まだ歩き始めたばかりのオピニオン誌の刊行を続けられるか、また1,2号は無料でお送りする非売品だったのを、春号から有料化して年間購読にしようと考えていたので、この時期に移行できるかの判断がつかず、ずいぶん思い悩みました。 

しかし、3月に入ってパンデミックの長期化が視野に入ってきたとき、このような逆風下でも出すことに意義があると考え、登録者の方々にご購読依頼を発送するとともに、編集を開始しました。緊急事態宣言間際にどうにか刷り上げることができ、発送作業を始めたので、いわば滑り込みで刊行しました。パンデミックがどこまで続くか見通せず、日本の経済・政治・社会がどう激変するかも五里霧中ですが、体力の続くかぎり寄り添って刊行を継続したいと考えています。よろしくご支援のほどお願いします。

3号の表紙(目次)は以下の通り。アタマは「パンデミック〈恐慌〉」のprosとconsに朝鮮半島のreportsの三本立てにしました。どこがこの世界的な試練を救えるのか、あえてthinking the unthinkableを模索しました。

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今回からは新たにObituary(追悼)とBiography(伝記)のコラムを設け、3月3日に亡くなった朝日新聞社主、村山美知子さん(99)に最後まで寄り添い、講談社から『最後の社主』を緊急出版された元朝日新聞記者、樋田毅氏に寄稿していただきました。またおおよそ10年近く前に亡くなった最後の政界フィクサー、福本邦雄氏の外伝を自分で執筆しました。

3月24日にトヨタとNTTが発表した業務提携を機に、モビリティ革命とスマートシティで先行するグーグルを追跡した伊藤慎介氏の先見性あふれるreportや、パンデミック恐慌の最初の引き金を引きかねない住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の住宅ローン「フラット35」の実態が、日本のサブプライムになりかねないことを指摘した記事など力作ぞろいです。

今号からストイカは有料になります。ご購読案内は以下の通りです。

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