円安ドル高について

今、円が安くなりドルが高くなっています。2020年は100〜110円のあたりを行ったり来たりしていたのが、2021年の初めに100円近くまで下がり、2021年の10月から110円を超えて、今では一気に130円を超えるまでになりました。

それによる社会情勢もまだ表には目立って出てきていませんが、飲食店の値上がりなど、物価の上昇の影響が身近に徐々に顔を出してきています。

(P.S.
2022年7月10日現在、物価の上昇が目立ち始めましたね。色々なところで値上がりが始まっています。)

資産のほとんどが日本円の人は、相対的に資産価値が減っていっている状況です。

株式投資には分散投資というものがありますが、通貨でも分散している人はあまり影響は受けていないかもしれません。むしろ為替差益が出ていたりするかもしれません。しかし、日本円のみ保有している人は資産が減っていないのに物価が上がることにより、相対的に資産価値が減少していきます。必要なものを手に入れるのに、支払う対価が上がるためです。

こう言った社会情勢の影響を極力抑えるためにも、株式や仮想通貨などの現金に変えられる流動性の高い資産は、業種、国などを分散させると社会の急な変化にすぐに対応しなくても、大きな影響を受けずに済んだりします。分散投資は、金融資産、実物資産だけでなく、国なども分散した方がより安全です。

金融資産とは、現金、預貯金、株、債券、投資信託、などです。

実物資産とは、不動産(土地、建物)、貴金属(金、プラチナなど)、コレクション品(絵画、骨董品など)です。

基本的にはこっちが上がればあっちが下がるという投資先のどちらにも分散させておけば、慌てずに済みますね。

株だけで言えば業種の分散がこれに当たります。コロナショックでは、飲食関係が暴落したり、貿易関連がその後急騰したりなど、わかりやすい変化がありました。オイル系も暴落し今ではかなり上がっています。貿易関連は一時的なもののようにも見えますが、オイル系は結構続くのではないでしょうか。自動車もEV化が進んでいますが、当分は必要なものですからね。インフラ関連はディフェンシブな銘柄とよく言われますが、東電の暴落などを振り返ると安心して持ち続けられる株は正直ないのが現状ですね。

リスクがある分利益も見込めるのが株式投資です。
ウォーレンバフェットも言っていますが、魅力的な企業に長期投資が最も利益が上がる投資手法だと思います。短期の上下はスルーが1番です。

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