見出し画像

[コラム]足の裏('20/12/18)

今話題のゲッターズ飯田さんがテレビで言っていた。
「人間は二本足で立った時点で、すごく不安定。でも不安定な二本足で立ったからこそ、視界が広がっていろいろなものが見えるようになった。だから、人間にとって不安定であることはいい事なんだ」なるほど、いいことを言うと感心した。
二本足で歩くのが普通だと思っていたので気付かなかったが、実は二本足歩行は極めて不自然だったんだ。そりゃあそうだ、あの小さい足裏でうまくバランスを取っているのって、スゴイことなのかもしれない。人間とどこかの動物園のレッサーパンダくらいだ。

最近は運動もあまりしないし、寒くなって血流も悪くなるので体の節々がコリコリに固まって仕方ない。だからこの時期は時々マッサージに行く。もちろん、ゆっくり時間をかけて全身マッサージがベストだが、時間もお金ももったいない。そんな時「足裏マッサージ」は最適。足裏にはすべての内臓につながるツボがあると言われているが、本当にその通り。最初はその痛さに悲鳴を上げてのけ反っていたのが、次第に慣れて、今はその「イタ気持ちいい」のが癖になっている。いつもマッサージしてくれる人に「ずいぶん、慣れましたね。足裏の筋肉が強くなってきましたね」と褒められるのも、またうれしい。

そう、とかく「おろそか」にしがちだけど、足裏ってとっても大切な体のパーツなのだ。
普段相当お世話になっているのに、体の一番端っこだから気にしていないけど、ちゃんとケアしなくてはいけない。

今の時代、不安定な事が当然である世の中でいかに心穏やかに過ごしていくか、そこに「今の時代を生きるコツ」が隠されているように思う。
うちの母が「なんで最近の若い人は、あんな継ぎはぎのスカートを、わざわざはいているのかねえ」と不思議がるが、これも実は今のファッション。昭和の時代の人には想像できないのかもだけれど、不安定なバランスがファッションにも反映しているのだ。
そんな偉そうな事をいう私も昭和人間なんだけど…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?