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[コラム]身近にあるもの('20/10/9)

この頃、「昔のこと」をふと思い出す。
それは「食べ物の思い出」の場合が多い。
高校の頃、学内にジュースの販売機があった。夏は授業の合間の15分休みに販売機までダッシュするので、販売機に近い教室になった事がすごくうれしかった。並んでも買えない時があるからだ。
そしてダッシュして買ったジュースの美味しかったこと。あれは、確か、「キリンレモン」だったなあ。透明な瓶に直接「キリンレモン」と印刷してあった。

もっと子供のころは、自宅にお米屋さんがお米を配達に来ていた。
この時に母は必ず「プラッシー」も頼んでくれて、それが夕食で飲めるのが本当に嬉しかった。また夏は「赤城しぐれ」というかき氷。食べると舌が真っ赤になるのだが、最初は固い氷もだんだん溶けてきて最後はただの赤いシロップになったものを、ズズッーとすするのが良かった。

株式市場では銘柄株が売買されるが、実は私たちの身近なものという意味では、会社というよりも、そこで作っている商品やサービスに日々接している。だからいきなり「銘柄」と言われてもすぐにピンとこなくても「クノールスープは味の素なんだよ」と言われるとなるほど、と思う。

会社があり、そこで作っている商品があり、それを使う私たちがいる。そこでお金が回り経済も成り立っていく。そんなベーシックな仕組みが、実は経済を支える一番揺るがなく強固な関係のような気がする。

昔のことを思い出して、今日からは何を食べてもありがたい、おいしいと思うようにしよう! さあ、今日は久々に、心を入れ替えて手造りディナーを作ってみようかな。確か、Cook Doも味の素だったはず!

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