見出し画像

夏草や兵どもが夢の跡を感じた日(’21/11/05)

縁があって、小田原にある石橋山古戦場・佐奈田霊社に行ってきた。

石橋山古戦場は、源頼朝が以仁王の令旨を受け平家と戦ったところ。
しかし、兵力は大庭景親が率いる平家方の方が圧倒的に大きく、源頼朝は敗走することに。
その時に、戦いの先陣を切った佐奈田(真田)与一がここで壮絶な討ち死をしたという。
この与一を祀った神社が佐奈田霊社である。

タクシーで向かったのだが、車1台がやっと通れる山道を登っていったその先に霊社はある。
そんな奥まったところにひっそりとあるので、観光客の姿は全くないし、空気も涼しく冷たい。
眼下には真っ青な海が見下ろせて、斜面にはたわわに実ったみかんの木も見える。
「きっと昔の人たちも、これと同じ風景をみていたんだろう」と思うと、
なんだか横に与一が立っているような不思議な気持ちにもなる。

世の中では、5GだとかVRだAIだと言っているけれども、
この景色と、この空気と、この匂いは、来てみないとわからない。

「自分で動いて、行動してみて初めて分かること」
ってまだまだたくさんある。

そんな景色に見とれていると、どこからともなく神主さん(後で聞いてわかった)が現れ、
「さあさあ、どうぞどうぞ」と社務所を開け、パイプ椅子まで設置してくれていろいろ丁寧にご説明してくれた。
さすがにそこまでしていただくと、さっき最初に来た時にお賽銭を入れたけど、
神主さんの前でもお賽銭いれておかないとちょっと失礼かなと思い、2回目のお賽銭。

だから、きっと御利益(ごりやく)があるはず。
2倍のお賽銭の効果を期待。
神様、どうぞよろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?