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おいしい桃を、手で触れることなく、選ぶ方法(’21/09/24)

レストランで「手ごねハンバーグ」というメニューを目にする。

「手ごね」であることがアピールポイントなのだろう。
高らかに「手ごね」を名乗ってメニューに記載されている。
「手ごね」が何故にそれほどまでアピールになるのだろう?

手でこねるから、丁寧にこねてある?
「丁寧にこねる」とは、それを「こねる」と言うのだろうか。

「手でこねる」から、人の手のぬくもりが伝わる?
いや、誰の手だかわからないそのぬくもりなど、想像しただけで気持ち悪い。

手でこねて機械ではないので、金属片とか混じらない?
いやいや、いまどきそんな不都合はそうそう起こらない。

もしかして、足でこねてんじゃないヨ、ということ?
うどんのコシ、じゃないから、足でこねることはないだろう。

多分「人の手でこねることで、微妙な感触とか粘り気などを感知して、
一番いい感じのこね方ができていますよ。だから美味しいですよ。」ってことなのだろう。
確かに、コロナ禍の中、手で触れるという機会が減った。
機械がどんなに優秀なセンサーを装着していても、
人の手の感触には敵わない微妙な塩梅ってのがあるかもしれない。

投資の世界でも、コンピューターがバンバン発注を繰り返す自動発注に、
人力では全く敵わないけれども、
ひとつひとつの銘柄の「手触り」を大切にじっくり投資する、という手法だってある。
大量発注をするタイプではない個人投資家には、
こちらの方が投資の楽しさや醍醐味を感じるのでお勧めだ。

桃が美味しい季節のこと。
スーパーに並んだ桃の横に
「お客様はお手を触れずにお選び下さい」という張り紙。
どれが美味しいかじっと透視している横から、張り紙には気付かないのか、
おばさまが構わず桃にタッチして品定めを始めた。
「あれれ…」と思ったが…
私は、そのおばさまがタッチしてもカゴに入れなかった桃、以外の桃を選んだ。
まあ、桃選びも、確率統計の話だ。

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