見出し画像

四季報 22年春号 割安だと思った企業 3社

四季報 22年春号が発行されました。
個人的に、割安で放置されていると思った企業を3社。
理由付きでメモして行きます。

Hamee 3134

スマホやタブレット向けアクセサリーのデザイン・販売。クラウド型EC事業支援システムも展開している企業。

23年4月期では自社ソフトウェアのサーバー費や、
コスメ事業の広告宣伝費が重なり、
一株当たり利益は横ばいを予定。

将来の事業成長に向けた先行投資フェーズ。
再来年頃に投資が一巡すると思うので、24年4月期の利益増に期待できる。
今年一年間は仕込み時だと思いました。

また、この企業は利益率が高いので、
たとえ利益が横ばいでも、増配をすることは可能だと思います。

17年4月期以降、継続して経常利益率が10%超え

更にセグメント別で見ると、
HameeのEC事業支援システム「ネクストエンジン」は、
利益額を着実に伸ばし続けています。
事業の根源的な強さは、現状不変。

EC事業支援システムが算入されている「プラットフォーム事業」のセグメント利益は着実に上昇し続けている
利益率で見てもプラットフォーム事業は近年継続して40%前後を維持。また直近四半期で「その他事業」が黒字化したこともポジティブ材料

現在の予想PERは11.4倍と、割安感の高い水準で取引されています。

ウイングアーク1st 4432

帳票・文書管理ソフトと企業内データ活用支援が2本柱の会社。
帳票管理ソフトは、国内シェア68%で、
デファクトスタンダード化しており、個人的に注目しています。

国の政策として、企業間取引データの電子化を義務付ける、
「電子帳簿保存法」が22年1月から施行されました。
この法律が求める内容は、ドンピシャでウイングアーク1stの事業内容と重なっており、事業は強い追い風を受けると想定します。

四季報上では23年2月期も増収増益を見込む。

ウイングアークがIR上で公開している内容では、
3カ年で55億円(均等割りだと1年で18億円程度)の先行投資を行うと、発表されています。

マーケットのコンセンサス的には、この先行投資が嫌気されて、
予想PERが9.8倍とかなり割安感の高い水準まで売られています。

仮に四季報通りの23年2月期の一株当たり利益だとすると、
予想PERは9.56倍となり、更に割安感が向上します。

光通信 9435

携帯電話、事務機、保険など他社商材取次から宅配水など自社商材へ展開。電力も。四半期配当を実施。
安定性と利益率が高い、月額課金型の商材を事業の中心に据えているのが特徴です。

光通信は、
・昨今の電力卸売価格高騰に伴う、電力事業の原価上昇や、
・株式市場の下落に伴う投資先企業の価値下落を、
嫌気されて株価が下降気味になっています。

それでも、四季報上では23年3月期も増収増益の予想が出ています。
子会社のプレミアムウォーターホールディングスによる、
宅配水事業の業績成長が加味されています。

直近の予想PERは9.6倍と割安感が高いです。

また、四季報通りの23年3月期の一株当たり利益になるとすると、
予想PERが8.72倍となり、
更に割安感が強まることになります。



以上が、私が思う、四季報 22年春号における、割安感の高い企業でした。
皆さんが思う割安企業があれば、コメント頂けますと幸いです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?