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バルコニーに三脚と赤道儀(SXD2)を出しっぱなしに

いままでは家の前に都度三脚、赤道儀から鏡筒ほかを設置して写真撮ったり、観望したりしてました。
一方、去年の秋から2階のバルコニーにAZ-GTi + 小型鏡筒 or カメラレンズ + ASIAIRPROの組み合わせで何とか自宅でも月、星雲、星団撮れないかな〜、床が揺れて無理だろうと思っていたら、ガイドさえうまくいけばそれなりに撮れることがわかりました。(画像処理の技術がまだ駆け出しなのは今後の課題として)

なら露出時間が短い惑星や月なら長焦点でも撮れるだろうと思い、バルコニーにあげることに。
 ・ビクセン SXG-HAL130(三脚)
 ・ビクセン SXD2(赤道儀)
 ・鏡筒は適当に
ただし、バルコニーは家族全員が使うものなので、で〜んとど真ん中におけるわけではなく普段は隅へ。使うとき場所を移動して観望になります。
まずはこんな感じで設置しました。

TeleGizmos T311で覆ったビクセン SXG-HAL130(三脚)とビクセン SXD2(赤道儀)

用意したものを一つひとつみていきますと、まずは外側のカバー
製品自体は前から知っていましたが、赤道儀は高価な製品なのでしっかりしたものを用意したいと「最強のテレスコープカバー」と呼ばれる TeleGizmos社のT311(経緯台 25-28cm他用)を テレスコ工作工房さんから購入しました。いくつかアドバイスをいただき、T3G1(20-25cm SCT赤道儀用)と迷いましたが、鏡筒はその都度載せることにしたので 9,000円超の価格差(T3G1は 30,954円、T311は 21,714円。いずれも 2022年7月10日時点の税込価格)もあり、T311に。
ただ、テレスコ工作工房さんのサイトの写真を見てもわかるとおり、三脚の脚は結構でます。また、下記の袋の形をみてもわかるとおり末広がりでなく寸胴なので、ピラーにピッタリの形状です。

TeleGizmos T311

そのため、鏡筒載せなくても結構脚はでます。つまり雨ざらし。そのため、T3G1と同じ価格でさらに大きい T3N8(20cm反射赤道儀用)でもよかったかな〜とは思いました。が、そこは安かったしと割り切り。

続いて、TeleGizmosカバーと赤道儀の間にかぶせる内側のカバーについて
テレスコ工作工房さんのブログ
TeleGizmosカバーを末長く使っていただく為に - おやじねこのテレスコ日記
にも書かれてますが、赤道儀や鏡筒、ファインダーなどで尖った部分をひっかけTeleGizmosカバーの内側の生地を痛めてしまうことがあるとのこと。

TeleGizmosカバーの内側の生地を

そこで、水分も含みにくいウェットスーツ素材の袋を探したのですが適当なサイズがなく、以前ダイソーで買ったヨガマットを使うことにしました。いずれちゃんと閉じる予定ですが、ひとまずはかぶせるだけに

TeleGizmosの内側を守るためヨガマットを被せてみました

続いて、三脚の脚に付けるカバー
いま住んでいる家は賃貸のため、家屋や設備には傷つけないように注意してます。三脚の脚の先でバルコニーの床を傷つけると見た目も問題ももちろんですが、防水性能に影響が出たら大問題。そこで三脚の脚につけるカバーを探しました。
 ・Vixen 天体望遠鏡 三脚アジャスター(3個セット) 13,750円
 ・タカハシ 三脚フラットナー(大)          6,600円
  タカハシ 三脚アジャスター(大)         17,600円 x 2
アジャスター機能は必須ではないのでフラットなーだけでもよいのですが、結構しますね。そこでさらに
 ・デンサン 脚立ソックス 4個入(脚立1台分)       1,991円
 ・IoSystemsInc 三脚用防振パット 3個セット      3,976円
とかさらに探したところ、こんな記事を見つけました。
 三脚の石突問題 - Deep Sky Memories (hatenablog.com)
「要は石突の下に何か敷いて荷重を分散させることで塗装にダメージを与えないようにしたいのです」という全く同じニーズで、ちょっと小さいかなと思ったものの同じ三脚 SXG-HAL130 を使い、私のより大きい μ-180C を載せてるのをみて早速購入。
  MG-M インシュレーター スピーカー スパイク受け
そもそもスピーカー スパイク受けなるジャンルの商品があること自体知りませんでした。
「まあブログに書いて10年くらい放置しておけば誰かの役に立つこともあるかもしれない」
いえいえ、10ヶ月後には大変参考になり購入に至ってます!

ビクセン SXG-HAL130の脚の下に
MG-M インシュレーター スピーカー スパイク受け メタル シルバー ステンレスを置いたところ

ちなみに、スピーカースパイク受けの届く日仕事帰りにダイソー寄ったらテーブルの脚で床を傷つけないようにするキャップ(2個 100円 x 2セット = 200円)が売ってたのでそれも買って試してみました。

ビクセン SXG-HAL130の脚の下にダイソーのテーブルの脚キャップ

どちらも重めの鏡筒載せたとき少し心配はあるものの床を傷つけないという目的は達成できました。

あとは三脚、赤道儀を使うとき以外の退避場所。三脚の脚のカバーもかったのでそのまま移動させておけばよいのですが、カバーが小さいため移動させるとき結構気を使います。そこでざっくりおけるようこれまたダイソーに売ってたマットを購入。冒頭の写真 三脚の下にある白いマットです。大ギリギリのきさですが、ひとまず。
なお、マットに三脚を直接置くとそのうちマットが切れそうなので先に出た脚のカバーをおいてみたところ、ダイソーのテーブルの脚キャップの方は写真のようにめくれ上がってしまいました。(そのあと手で直してます)

ダイソーのテーブルの脚カバーはこんな感じに(置きなおせばめくれ上がらずに済みました)

その他真夏のこの時期カバーの中の温度は気になるもの。部屋においてあったSwitchBotの温度・湿度計をおいてしばらく様子をみることにしました。
外気温は30.5℃、風速 1〜2m程度の日、13時に設置して直射日光のあたる状態で 14時30分には 40.2℃に達していました。ただ、夕方19時には 26.8℃まで下がっていたので断熱性能も思ったより(失礼)よいようです。

いまは三脚の脚を広げ、温度計は三脚の間においてます

なお、TeleGizmosのカバーを選ぶにあたり
アル@どこでもネネさん
ねじまきさん
お二方にアドバイスいただきましたこと、改めて御礼申し上げます。
購入にあたりとても参考になりました。ありがとうございました!


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