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第31葉, 少女とか個人主義とか

 こんにちは、yasu59です。

いや〜、松浦理英子さんの『優しい去勢のために』
本当に最高でした。なかなかに奇抜な題ですが…
読んでみると、言い得て妙。
(ある程度の、言葉の突飛さは許容されて然るべきかと)

でも、どういう きっかけでこの作者や本と出会えたのか?
図書館でのビブリオバトルがきっかけだった。
(多分) 15歳くらいの中学生が 高原英理さんの『少女領域』を紹介していて、
紹介していたのは女の子だった。
きっと その子は大成するに違いないなと感じたし、チャンプになった。

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好きって、どういうことか?
私たちを生きづらくしている構造は、どんなものか?
あなたを支えるカルチャーや言葉は、何か?
繊細って、インフルエンサーって、理解や尊重って、一体 何なのか?

自由で高慢な、少女でありたい。
逍遥と詩と、水のような静謐さがどこかにあればいい。

私は、(個人主義ではなくて)あなた個人の「主義」を知りたい。
私個人の主義は まだ、完全には体系化できていないかもしれないけど
それでも いい。きっと、まとまっていなくたって 構わない。

ーー
最近、『N/A』という小説を読んだ。面白かった。
以下、引用させてもらう。

別々の場所で暮らしながらも、一緒にご飯を食べたり、どこかに遊びに行ったり、見返りもなくやさしくしたり、それだけのことを続けるのには、人間なら恋愛感情が付随していないといけないようだと察していた。

年森瑛, 「N/A」, p.29より

この本がきっかけとなって、調べて知ったのだが
「クワロマンティック/ クワセクシャル」という言葉があるらしい。
自分にとっては、すごく優しい言葉だ。

「かけがえのない他人」も、いい言葉だな。
何となくかもしれないが、その言葉を使う時 と 使われる時の
意味合いの揺れがすごく少ない気がする

ー筆おきー

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