見出し画像

4TH

7月になり、

あたしの働き方も形が変わった。

ふと気がつけば、

今までよりも少し、忙しくなった。


それでも続けているダイエットのおかげか、

時間の使い方に無駄がなくなったんだと我ながら思ったりもする。


でも全てがうまくコントロールできるわけでもなく、

今日なんかはイライラすることが重なって、

いつもの近所の音たちが気になるようになり、

そんな日に限ってイヤフォンの充電が切れて、

これじゃだめだと、集中できないのに握りしめてたマウスから手を離し、

気がつけばここはおろそかになってしまっていたので、

ふと書いてみる。


散らかっている気持ちのまま残したくないから、

大橋トリオの映像を探す。


この曲はいつか行ったライブの最後で歌っていて、

CDで聴くよりも歌詞がまっすぐに入ってきて、

最後の最後で号泣していた曲。



7月に入っていろいろなことがあった。

旦那のお店が無事に4年を迎えることができた。


周年の日はコロナの影響で久しぶりになってしまったスタッフとも

久しぶりに手伝ってもらって一緒に働くことができた。

「今日調整してくれてありがとうね。

 一緒に働けてうれしかったよ」と伝えると。

「俺もっす!周年に働けて嬉しかったっす!やっぱここは楽しい!」

とまん丸の顔で返してくれた。


たくさんの常連さんがごちそうしてくれて、

彼もたくさんお酒をいただいて、楽しく過ごした。

帰り際、

彼はちゃんとかぶっていた帽子を外して、

正面で頭を下げてお礼を言って帰っていった。

いつもふざけている彼だけど、

本当に真面目で、

旦那がどうして今まで大事に付き合っているか納得する。


そしていつもお世話になっている近くのお店の人も、

毎年必ず周年にプレゼント持って届けてくれる。

今年もプレゼント片手にやってきてくれた。

一気に雰囲気を明るくしてくれる方。

毎年必ず店のスタッフを連れて、

たくさんごちそうしてくれて、たくさんお金を使ってくれる。

「おめでとう!」って去るときに彼も頭を下げてから帰った。


あたしの親友も来てくれた。

彼女は一人でお店にやってきてくれて、

「今日はお金たくさん使うの!」と、

たくさん飲んでたくさん食べて、たくさんごちそうしてくれた。

そしてまた別の仲良くなった常連さんと一緒に二軒目に向かって出ていった。

彼女は翌日あたしに、

お店がたくさん愛にあふれているなと思ったよとLINEをくれた。


旦那が築き上げたこのお店。

愛のあるつながりがたくさんあって、

あたしはいつもそこを手伝う程度にしている。

でも、そこにお客さんへの包み紙の隅っこに

お礼とともに「素敵な夕食を!」と、

重すぎないメッセージを書くことは、

今もあたしだけじゃなくて、旦那も一人でも守り続けている。

「一人で来ている人も、わいわい来ている人も、

 疲れている人も多いだろうから、

 うちの店の中ではみんな誰でも居心地良くいてもらいたい」

といつか話した言葉を旦那は今も覚えてくれている。

トリオを流してたyoutubeがミックスでHONEYを流してきた。

この曲は付き合い始めた頃からの2人の思い出の曲。

こんな風に風に吹かれて聴いたら泣いてしまうな。



あ、良かった。

心のざわざわがすっかり落ち着くようになった。

やさしい気持ちを見失って、ぶつけて、

相手にぶつかったのを知って、後悔して自分を責める。

そんな無駄な時間はやっぱり極力避けていたい。

自分の心のコントロールが、

何歳になっても、いつまでも難しい。

でも。

愛は忘れずにいたい。



7/14

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?