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安楽死したいなら200万円と語学力を持ってスイスに飛べばいい✈️

日本の自殺者率というのは相当なものらしい。実際の数値や世界との比較は知らないが、そういうことになっている。

死にたいと思ったことがない人は、実際この世の中に居るのだろうか。

私は食べ過ぎた日に「あーもう死にた〜い」と思うし、就活で第一志望だった企業からのお祈りメールにも「死にたい…」と思ったし、人生で初めて抑うつという状態になってしまった今は、なにがあったわけでもなく「死にたいというか生きていたくない」と思うことがしばしある。


人生に絶望して、物理的に精神的に生きていけなくなって、それしか救いの道がなくて。自殺をした人はとてつもない勇気と行動力を持ってそれを実現したんだろう。

ちなみにここでは「生きたくても生きれない人がいる」といった話は置いておく。「生きたくもないし死ぬこともできない人」という立場から書いたもの、と思ってほしい。

消極的な死への願望

先述した「死にたい」のパターンから読み取れる通り、テンション的には「お腹空いた」くらいのものだ。死にたいのではなく生きていたくない。おそらくこの表現が1番しっくりくる。

そんなわけなので自殺する勇気もなく、そして二進も三進も行かなくなったわけでもなく、人生に絶望はしていないけど希望が持てないだけで、自殺した後の始末を考えるとそっちの方が面倒くさい、と日々を無為に過ごしている人というのが一定数存在していると思う。 

そんな人が考えることが安楽死なわけだ。日本では合法化されていない。

日本人が安楽死する方法を調べてみた

自殺に失敗して入院やらなんやら考えるとそれこそ死にたくなってしまうので、怠惰な私は安楽死をする方法をググってみた。

で、見つけたのがこれ。

世界で安楽死を認めている国は以下の通り

1940年代に法律を整備した先駆的な国はスイス。2000年代にかけてはアメリカのいくつかの州やオランダ、ベルギー、ルクセンブルク、2010年代にはカナダ、オーストラリアが加わった。そして2021年、スペインに続いてニュージーランドも安楽死を合法化する法律が施行予定

ちなみに安楽死には「積極的安楽死」「消極的安楽死」があり、実行するにはそれぞれクリアしないといけない項目があったりする。

外国人の受け入れも認めているのはスイスだけのようで、2021年現在の日本人が安楽死をする方法は、スイスに飛んで自殺ほう助団体に自死する許可を取るしかない。

それも簡単なことではなく、命に幕をおろすに相応しい条件を満たしていないといけない。心身共に生きていくのが困難だ、と認められなければ生きていくしかないのだ。

実際にスイスで安楽死の権利を得た日本人の記事があるので参考までに置いておく。というかこれを読めばこのテキストは読まなくていい。


軽く調べた限り私はまだまだ安楽死の権利を取ることはできなさそうだ。

スイスへの渡航費、滞在にかかる費用、その他の費用。それがざっと200万円。加えて向こうの団体から権利をもらうための折衝ができるレベルの語学力。

そもそも生きていくことが困難な心身の問題を抱えている人がどうやってこの問題クリアすんねん、てことで早々に諦めた。


お金があれば幸せではないけれど、お金があれば選択肢が増える

安楽死のことを調べて常々思ったことが、世の中お金がとても重要であるということ。

『にこたま』という漫画がとても好きなのだけど、あるシーンで主人公が同じようなセリフを言う。

お金があれば選択肢を増やせるのだ、と。

病気で子供を産めなくなった主人公
一夜の過ちで外に子供ができてしまった夫
結婚も認知も求めず、ただ子を産みたいという相手

この今にも崩れ落ちそうなバランスの中で、主人公が話すお金の価値には異様な説得力があった。


お金があれば、スイスに飛んで通訳雇って安楽死の権利を得るための行動ができる。行動を起こすにはまずお金がいるわけだ。


つまりいま私がすべきことは、とりあえずお金を稼ぐことである。

死と生のコントラストと二律背反

さて、お金を稼ぐためにはまず「生きていくのに困難な心身の苦痛」を取り除く必要がある。

死ぬために生きることを頑張らないといけなくなった。

幸いなことにわたしはまだまだ入り口に足を突っ込んだ程度だったので、クリニックに行き薬をもらって、とりあえず日常生活への支障は減ってきた。

セロトニンという安心物質を生成すべく、セロトニントランスポーターに有効だというアミノ酸を摂るためにバナナを食べて、元気があれば陽に当たる。

自殺幇助は犯罪であるけれども、過去には自殺幇助によって自殺を留まらせたという事件もあるようだ。もちろん自殺をした人も居るけれど、命を救われた人も居る。自殺幇助はまるで二律背反だ。

安楽死もきっと二律背反だ。毒にも薬にもなる。要は正しい使い方をすることが大事なのだろう。 

実際に安楽死をしたくて調べた私は、生きてお風呂に浸かってテキストを書いている。し圧倒的な闇は時には光にもなって、太陽が月を輝かせるように何かを照らすこともあるらしい。

安楽死をするためには、まずこの2つが必要だ。
①200万円貯めること
②語学を身につけるか通訳を雇うお金を稼ぐこと

そのために、さてもうしばらく生きていこうか。

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