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Lexicon 480L

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今までアメブロやFBにはたまにUpしていたのですが、
機材関係の記事も少しずつnoteにも掲載していこうかなとと思います。

記念すべき第1回はLexicon480L。
商用レコーディングスタジオには絶対と言って良い程必ずあるリバーブですね。

逆に言うと個人で所有している人はほとんど居ないと思われる…。

480Lと言っていますが、正式名称はModel 480L (M480L)の様ですね。知ってました?

私の中高生時代のバイブル!レコーディング&PA機器総合カタログ96→97を開いてみると。

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ありました!

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Model 480L Ver4.0 価格1,760,000円


っっっ高ぇぇぇっ!!! お車買えますなぁー。


サンプリングオプションやらAESのボード付けたら余裕で200万超え!

480Lとは…簡単に説明するとデジタル・リバーブです。
1986年が初期Versionかな?その前に224という有名な機材もあります。

世界中のスタジオが導入した機材で未だレコーディングスタジオに設置している所はたくさんあります。
逆に後継の960Lはほとんど見かけること無いですね…。その位480Lは定番中の定番で根強い人気があります。

LARC(Lexicon Alphanumeric Remote Control)という、まぁ簡単に言うとリモコン、が付いているので1Uのリバーブみたいにちまちまボタンを押す必要が無く、操作性に優れています。

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大体SSLやNEVEのコンソールのど真ん中にこのLARCが置かれています。


そんな機材をなぜ個人で導入したのかを綴ってみます。

プラグイン全盛期の昨今。昨今とは言っても僕がNative環境を作り始めたのが2000年丁度だったので、もう20年も経ちますが…。

その間買い漁ったリバーブのプラグインは数知れず。色んな方式、や種類のリバーブ、そして480Lのモデリング。

結局今の今まで満足出来なかったんですよね。いや、すっっっっっごく似ている所までは来ていると思います。

でも…何か違う部分がどうしてもあるのですよ。(数値的に色々書くこともできますが、面倒なので割愛します)

100歩譲ってMixの時にインサートする場合は許せるかもしれない(許せないけど^^;)、
でもピアノ弾いてる時のモニタリングとかは弾き方が変わってしまう。 とかいろいろ。

なので、ハードウェアのリバーブもつい最近まで4台所有していました。
その4台とは

[Lexicon PCM90]
Plateが素晴らしい。480Lが来るまではメインのリバーブでした。
Lexiconらしいので特に文句はありません。これでも発売当時は50万位したみたいですね。青緑の文字が浮かび上がるディスプレイがカッコいい。

[Lexicon LXP-15]
PCMに比べると廉価版なのですが、これにしか出せない特徴的なPre Delay感というか、後から音がついてくる感じが中々他では真似できず最後の最後まで手放すかどうか迷った。
かなり時間かけてPCM Native Reverb Plug-in Bundleで似た感じが作れないかと頑張ってみたら、まぁまぁの所まで行けたので手放してしまいました。
ハッキリいってSNは悪いです。でもそれ以上の魅力を持った機材だったなぁ。オレンジ液晶も珍しいですね。

[TC Electronic Reverb 4000]
TCの高級リバーブですね。これは多分手放すことが無い一生物のリバーブかな。Pf、Vocal、Sax等によく使っています。Lexiconとは違うけど綺麗な音。Steinway D274との相性も抜群です。

[TC Electronic M3000]
本家からプラグインのVSS3が出てしまったので手放したけど、どっちがいいかって言われるとM3000の方が良かった。
もちろんAudio I/FのDACの違いが出るので出音が違うのは当たり前。
ドラムにVSS3使うのが好きです。

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とまぁこれだけハードウェアも持ってプラグインも買い漁るほどリバーブ大好きなので、結局使わなくなったプラグインも沢山。なんて無駄なことを…。そして480Lモデリングも凄いんだけど、このままだと一生似ている!のまま終わってしまいそう。

数年前まではスタジオに行って録音してMixしてというのが当たり前だったので、自分で実機持ってなくてもよかったのですが、
今は自分のスタジオでレコーディングしてMixしてが当たり前。

そこで意を決して480Lを買うことにしたのです!
すこく良いタイミングで中古をげっと。

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で、でかい。

3Uだしファンうるさいし色々アレだけど、いざ立ち上げてピアノを弾いて最初に思ったこと。


今までの悩みと苦労なんだったのだろうか…。


最初から480L買っとけよ…。


ちなみに中身はこんな感じ。

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チップだらけ。まぁ当時でいう所のとんでもない演算処理装置ですからね。

ついでにLARCも分解。

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個人的には480Lと言えばA PlateとRandom Hallかな~。

どうしてもLexiconじゃないと満足できない魅力があるんですよね。

特にピアノ。まぁピアニストだから当たり前だけど、自分のピアノの音を表現するには絶対に必要な機材になってしまいました。


480LとTCのReverb 4000の2台あれば、ハードウェアはもう十分かな。もちろんプラグインも使いますけど。


そうそうファンと言えば、結構うるさいので静音ファンに変えようと分解したのです。
大きさは92㎜、電圧は24V。 24Vかぁ~、あんまり無いんだよね。
で、まぁ簡単に変えられると思ったら、まさかの平型端子みたいなやつ…。
結局24Vの静音ファン、ちょっと改造したりパーツ揃えたりに結構お金かかる。

今回は諦めてファン用のスポンジだけ突っ込んでおきました。


そういえば余談だけどRMX16のAPI500ヴァージョン出てましたね。
新製品のH/Wのリバーブは皆無に近いけど、比較的新しいとこでBricastiM7くらい?

あぁ、あとstrymonのBigSkyも良いですね。



そのうち時間があったら480Lの動画でもUpしようかな。



成田玲 - The Color of Soundscape 2020
2020.1.22リリース
studio luna azulでの活動も地味に続けています。
全曲120年以上前のC.BECHSTEIN(ベヒシュタイン)にて収録。


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