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AB2(Sumerian)

Proto Cuneiform AB2
※cdli ( Cuneiform Degital Library Initiative ) のサインリスト
https://cdli.ucla.edu/tools/SignLists/protocuneiform/archsigns.html
を参考に描画。

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Script: Sumero-Akkadian Cuneiform; Name: Cuneiform Sign Ab2; Font: Akkadian

ab2 [cow]
※ the website of the Pennsylvania Sumerian Dictionary Project (PSD) より引用

角のない動物の頭部(一説に陰部)をかたどり「牝牛」をあらわす。

 cow「牝牛」は乳を採る家畜として飼われていた。

 ウバイド遺跡のニンフルサグ女神の神殿からは石製装飾壁(フリーズ)が出土している。この図像では、左側では四人の男が乳製品を作っており、真ん中には牛舎があって、仔牛の頭部が見える。
 右側は搾乳の場面であり、母牛の前に仔牛が連れて来られている。(中略)また、現在は牛の横から搾乳するが、ここでは牛の後ろに搾乳する人がいて、シュメルにおける酪農の様子を伝えている。
※小林登志子 著 「シュメル ——人類最古の文明」中公新書

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