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ホグワーツレガシーはどれだけVRAMを食うのか?

VRAM食いまくるモンスターゲーム

以前RTX3070tiとRTX3060でテストしたホグワーツレガシーだったが、馬力はあれどVRAMが8GBしかないRTX3070tiではやはり4Kを遊ぶにはメモリ不足で、なんやかんやでVRAMが12GBあるRTX3060を4K中画質レイトレオフで遊んでクリアした経緯がある。同じ設定でも3070tiではfpsこそ伸びるが、VRAM不足がたたってかなり無理をして稼働している印象があったからだ。(安定感に欠ける)

そこで、今回はVRAMが24GBもあるRX7900XTXを用いて再検証してみる事にした。

やっぱRadeonは相性悪い?

このゲームは立ち上げ時に毎回シェーダーを組み直すのだが、Radeonだとやたら時間がかかる印象を受けた。

また、シェーダー組みもなんか毎回挙動が違っていて、固まったように見えたらいつの間にか終わっていたり、スムーズに終わったりと微妙に異なる経過を見せた。ゲーム中の動きも毎回ちょっと異なっていて、スムーズにシェーダー構築ができた時は挙動も安定感があって、なんかソフトウェアとの相性微妙じゃね?と感じる部分が多数見受けられた。

そんなわけで、実ゲームでは推奨環境(ベンチマーク)にするとレイトレーシングだけが中で、あとは最高設定になったRX7900XTXだったが、今回は全て最高設定に指定して動作環境を確認してみた。

FSR2.0+AFMFで100fpsは出たけど…

ホグワーツレガシーのフルスクリーンはウインドウフルスクリーンなので、これもしかしたらAFMFは機能してないのでは?という印象。

遊ぶには問題ない挙動だが、草むらなど負荷の大きい環境になるとちょっと怪しい感じになる。
逆に重いとされるホグズミードではそこまで負荷を感じなかったので、レイトレーシング負荷が大きい場面で重くなってるような気がするなぁ。

VRAMは16GBを専有!

VRAMはなんと16GB!それでも140fpsはキツい。

4K最高設定でレイトレーシングも入れるとVRAMを16GBも食っており、マジでこのホグワーツレガシーがVRAMイーターだというのが判る。RadeonそのものもWQモード(BIOSでQモード、ソフトウェアでQモード)でパワーセーブしているが、FSR2.0とはいえアップスケーリング入れて100fps超えてこないのは流石に重すぎるというかなんというか…。

ハイエンド中のハイエンドであるRX7900XTXでこれなので、ミドル以下のグラボだとレイトレはほぼ実用できないだろう。ここまで実用的じゃないレイトレーシング機能って意味ある?開発者側もちょっと考えようや…。

静粛モードでも限界ギリギリの負荷

素の描画にレイトレーシングとアップスケーリングでギリギリまでパワーを使ったところ、GPU温度は65℃張り付きとなり、(時々67℃)これがWQモードの限界値といったところらしい。

SSD温度は57℃、際どい!

グラボ脇にあるm.2-SSDは57℃となっており、かなーり際どい温度となっていた。(60℃以上でアラームが鳴る)これ、BIOSパフォーマンスモード&レイジモードにしたら瞬発的に500W超えてグラボ温度が80℃を超えてくる為、どう考えてもアカンやつですね…。

ただ、これだけの高負荷時でもパワーセーブ設定が活きてくれてるのが判ったので、検証してみる価値はあったように思います。

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