朧月がきれい

願い事は口に出せば寄ってくる。
小さい頃母にそういう言われ、たまに都合よくこの言葉を利用している。
気分がいい日、体の調子がいい日はとくに
何でもかんでも言ってみる。
今がチャンスだと思えば冬眠前の熊のごとくこれでもかと蓄えておく。
お腹いっぱいになったらそれでおしまい。
長い夜をなんとか耐え凌いでみせる。

嫌なことは口にしたくない。
他人に軽々しく打ち明けることのできない悩みもある。
悪口は大抵悩みであることが多く、その逆も然り。そういうことは口にすればするほど心の中にとどめていた空想が事実になっていくようで、その事実を受け止めるのが辛くて、だから悩みって打ち明けるのが難しい。


何もやり遂げていない。
何も生み出してなんかいない。
生み出すということは
ただ口から排気することではなくて、
目に見える形にしたり
あるいは耳に聞こえる形にしたり
もしくは肌で触れて感じる形にすることだと思う。
ただ、何もやっていないという実感があるだけ。
誰かが触れたとき、温かいスープのように染み渡る

そんなナニかをアタシは創りたい。

かれこれ3年ほど通っている精神科の先生。
毎月、体調とか日々の思っていることを聞いてくださる。他愛もない発言も一つ一つ汲み取っていろいろ考察する。
今日はなんだか苦しそうだった。
珍しく体調が優れなさそうで
先生もなにかを吐き出したい日があるのかな。
もうすぐこの先生ともお別れ。

「よく言った」という言葉があまり好きじゃない。
「同じです」もあまり好きではない。
できればあなたの言葉で教えてほしいな。
意外と少し違って聴こえたりするもんですよ。

できるようになったことは
じゃんじゃん自慢していきたい。
嬉しいことは人に話すと幸せになる。
もちろん他人と比較して幸せになったかではなく
過去の自分と比較して幸せになったかが大切。

Ms.イーグルは本当にいい人だ。
「気兼ねない」を引き出してくれる素晴らしい人。
おばあちゃんちの話とか
保育園の頃のこととか
アタシと彼女の身長が離れていることとか
今度会ったときに行きたい場所のこととか
食事を作るのを頑張ってることとか
学校のこととか。
アタシは周りの人より学歴が一年遅れているもので、友達と会ってもわざわざ学校の話などしない。
からこそ話を聴いてくれる人がたまに嬉しいんだ。
ここしばらく寝るたびに悪夢を見ることに悩んでたけど、彼女と会ってからそれがなくなった。
彼女といると冗談抜きで生きる活力をもらえる。
本当にいつも素敵な魔法をかけてくれる。
ありがとう。あなたに出会えて幸せで。
頑張らなきゃなって思うし、また会いに行きます。
久しぶりの人と会った日は、「ありがとう」と
「またね」を多めに言うようにしてます。
その夕暮れに聴いた高橋優は、
人生で一番美しかった。

受験を目の前に控え、ふと高校生活を振り返れば
人とちょっと違うことをしてきたようで
アルバイトに行ったり、旅行に行ったり、
ちーこさんという人生最大の出会いがあったり、
優しい友達とドライブ行ったり、
5時間もカラオケで歌い潰したり、
同い年の女性と街を歩くことにドキドキしたり、
3年間もラジオを聴いてくれる人がいたり、
このnoteにリアクションくれる人がいたり、
特別な「あたりまえ」に救われてきた日々だったな
なんて思ったりしてる。
その一人ひとりに今度会ったとき、
「おめでとう」って言ってもらいたいし
その何百倍もの「ありがとう」をお返ししたい。

々（のまのじ）/  床乃シール
が大きな挑戦に踏み出します。
どうか見守っていただけると幸いです。
きっといいご報告をさせていただきます。

ではまた。