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4コマで作るドット絵待機モーション

どうも、ちもんです。

突然ですが、ドット絵キャラを描きまくってると、彼ら彼女らを動かしたくなりませんか?

RPGのような上からのアングルで縦横無尽に歩いたり、横スクロールアクションの世界を走り回ったり…
格ゲーやベルトスクロールアクションも捨てがたいですよね!

そんなワクワクする妄想を遮ってくるのが、アニメーションの実作業です。
ただ歩かせるだけなのに、何枚も何枚も似たような絵を描き続けなくてはいけないのは、結構な苦痛。
それ故に、ドット絵アニメーション作りを断念してしまう人も多いでしょう。

ですが、安心してください!
流石にヌルヌルなめらかに動くアニメーションは大変ですが、そこそこきっちりとしたアクションなら、ひとモーションにつき4コマ程度の作画で実現できてしまうんです。

今回は、ドット絵キャラの待機モーションを作る手順を紹介します。

待機モーションの実例

まずはうちの看板娘、神崎さんの待機モーションを見てもらいましょう。
待機モーションの代表的な動きは、身体を軽く上下運動させる動きと言えるので、今回はそのモーションを作ってみました。

それっぽくできてますが、これで合計たった4コマ。
全部似たようなポーズということで、コピペしながら作業ができるため、慣れればサクサク完成できるでしょう。

作業手順

コマ割り

まず、作るべきは待機モーションのコマ割りです。
コマ数が少ないので、目の錯覚を積極的に使うのが方針になります。

必要になるコマは以下の4つ。

  1. 立ちポーズ

  2. 動き出し

  3. キャラの頭が最も下にたどり着く

  4. パーツ全てがキャラに追いつく

1.立ちポーズ

基本となる立ちポーズです。
ここから始まり、ここに戻ってくるようにアニメーションさせます。

2.動き出し

1ドット程度しゃがませます。
ポイントは、髪やおっぱ○などのぶら下がってるパーツは立ちポーズの場所から動かさないことにあります。

キャラの動きについてこれてない感を出すことで、ぶら下がってる様子を表現させることができます。

3. キャラの頭が最も下にたどり着く

キャラを1番しゃがませます。
今回は先ほどよりもさらに1ドット分しゃがませてみました。

なお、髪は身体に追いついてはいませんが、おっ○いは、ここで追いつかせるといい感じになります。

4. パーツ全てがキャラに追いつく

髪などのパーツを全てキャラに追いつかせます。
キャラに一瞬遅れて追い付かせることで、ぶら下がってる感を増す効果があるでしょう。

ただし○っぱいは違います。
ぱいは、キャラの動きを追い越して、さらに1ドット下まで歪ませてしまうのがオススメ。
弾力性のあるぱいが再現できます。 

下から上に戻るコマは描かなくていい

下から上までの動きは描かなくても問題ありません。
むしろ描かないほうがいいかも。

というのも、動きを描かなくても脳内で勝手に補正してくれるからなんです。
2ドット分を1コマで動くことになるので、スピーディーに立ちポーズに戻っているように見えているはず。
これが錯覚を最大限に利用するということです。

さらにリッチにするなら

待機モーションをさらにリッチにしたいなら、アクションを細かく描くよりも、まばたきを入れるのがオススメです。

ひとつのモーションをヌルヌル動かすと、全てのモーションをヌルヌルにしないといけないからです。

また、瞬きを入れるだけで、キャラの魅力が結構上がります。
神崎さんで見てみましょう。

まばたきなし
まばたきあり

ね?

また、できるだけ全身を動かすことを意識すると、魅力的な待機モーションができると個人的には思ってます。
試してみてください。

まとめ

待機モーションは4コマあればそこそこなものが作れちゃいます。
しゃがむまでの動きを丁寧に描き、立ちポーズに戻るまでの動きは省略すると、ケレン味の効いたモーションができるはずです。

また乳揺れは、できるだけ大袈裟に動かしてやると。やわらかさと弾力性を表現できるでしょう。

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