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ゴキブリの季節

カサカサッ

最近部屋でゴキブリを2匹も見た。
殺虫剤で殺したけど、その後も常にゴキブリのことが心配で、今日の授業中はずっとゴキブリワンプッシュについて調べてしまったし、買ったはいいものの死骸を見るのが嫌でプッシュできず、結局部屋を隅から隅まで掃除して、それでもなお居心地が悪い。

汗で湿ったTシャツを脱ぎっぱなしにして、使った食器をシンクパンパンになるまで溜めて、床に髪の毛を散りばめていたのがダメだったんだろう。

ゴキブリが気持ち悪いことも嫌いなことも自覚しているのに、ゴキブリを寄せ付けるような行動を散々とって、いざ出てきたら必要以上に思い悩まされて、全滅させようとするの、私の人間関係みたいだなとさっき思った。

嫌いな人ってゴキブリと同じくらい嫌。
「こいつ苦手かも」って感じても、優しい人でありたいというエゴがあるから、うまくかわすことも面倒だから、ある程度の良い態度で接する。そういうやつに限って、私のことを慕ってくる。けど、日々のやり取りでカサカサ音が聞こえ始め、それに必要以上に思い悩まされ、最終的には「こいつ大丈夫じゃないや〜ん」となってしまう。そこまできてしまうと、喋りたくもないし、もちろん遊びたくもないし、SNSでさえ切りたくなる。視界に入れたくない。

ゴキブリがほとんどの人に嫌われてるのと同じように、そういう人ってある程度敬遠される。お勉強ができてしたたかな子たちは、ゴキブリ対策が上手い。そういうところを間近で見ると、「薄情な奴らだな」と思うこともある。無関心な子は、ゴキブリをスルーできる。「理解できないけど、すごいな〜」と思う。けど、そういう子たちからすれば、急に拒絶して必死こいて視界から遠ざけようとしている私がアホに見えるのかもしれない。

部屋も人間関係も清潔に保ちたい。

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