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理想の髪型が完成した

苦節半年、ようやく自分の思い描いていた髪型が出来上がった。自分が望む髪型というのは、1回のカットで仕上がることはあまりない。同じ美容師に3回ほど担当してもらうことで、ようやく完成するのだ。とはいっても、坊主や角刈りなら1発で出来上がりますけどね。僕が目指していたのは、前下がりでパッツンのボブだ。男性からはあまり注文されない髪型かもしれない。僕のファッションポリシーは、髪型を含め「こういう女の子がいたら可愛いな」であるため、それに基づいた構成になっている。僕は女性と関係を持てるような人間ではないので、だったら自分で理想の女性のファッションを体現すればいいじゃない、という考えだ。

そういうわけで、前下がりパッツンボブ&派手髪を目指していたのだ。形はいいとして、一口に派手髪といっても色んなカラーやパターンがある。しかし、僕は迷わない。以前にもお話ししたのですが、僕は青髪に並々ならぬ信頼を置いている。青髪こそもっとも美しい髪色だと信じてやまないので、髪色をどうしようか思案する工程はすっ飛ばされた。であれば、あとは髪が整うのを待つばかりだ。

前下がりのボブを作るためには、前髪の横の髪をある程度伸ばさなければならない。後ろ髪から前に向かって斜面が描かれるわけですから、前部分の髪が短いと後ろを刈り上げまくることになってしまう。髪を伸ばすには時間をかけるしかないので、ただただ辛抱です。その過程で、頭頂部からサイドにかけてのシルエットも綺麗になるよう調整していく。

そして、約半年という歳月を経てついに完成したのだ!しかも、夏ということでカラーには少しアレンジを加えている。ルーツカラーといって、根本周辺に軽めの色を置くのである。結果として、涼しげで爽やかな印象の仕上がりになった気がします。うーん、よいね。ただ、花火が一瞬で散ってしまうように、派手髪もまた刹那的な美しさなのです。ものの1週間もしないうちに色落ちしてしまいます。まさに夏の夜の夢の如し。その儚さも髪色の魅力を引き立てるスパイスなのかもしれない。花火がそうであるように…。

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