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ツナサラダの「サラダ」って何?

回転寿司に行ってきました。僕は100円寿司で満足できるタイプなので、わりと頻繁に行きます。期間限定のメニューもちょこちょこ更新されるし、行くたびに新鮮な気持ちになれる。胃袋の混雑具合に合わせて食べる量を1皿単位で調整できるため、気分転換の手段として大いにコスパがよい。

さて、それだけ頻繁に100円寿司に行っているにも関わらず…否、行っているが故に灯台下暗しだったのか、今日初めて気づいたことがある。タッチパネルを操作し、いつものように”あのメニュー”の画面にたどり着く。黒いダイヤの名も虚しく切り刻まれた身が哀愁を放つ。そこに現れたるはキユーピーの精霊が両腕を広げ警守する背徳の調味料、通称マオンのソース。お世辞にも陰と陽とは言い切れぬ絶妙なコントラストの2者が織りなす複雑なハーモニー、仲介役は米と海苔だ。マイケルジャクソンは米と海苔を見て「Black Or White」というタイトルを思いついたらしい。無論、ブラックでもホワイトでもない陳腐なジョークだ。さて、縁の下の力持ちたる酢飯と、それを覆い隠すように取り囲む海苔。その盤石な土台の上、まさに大船に乗ったような気持ちでツナマヨがどっしりと構える。今にも時速80kmで走り出しそうな駆逐艦が皿の上に2隻並び、我がテーブルに届けられた。人はこれを「ツナサラダ」と呼ぶのである。

ツナサラダ…あまりにも聞き慣れた言葉であるため、何も考えずに受け入れていたが、おかしくないか…?この画像を見てほしい。

サラダ要素はどこだ!カレーは飲み物、みたいなノリで「ツナは野菜」とでも言うつもりか…?さすがにそれは無理がある。しかし、もし誤用だとすればこれだけ広く使われているのもおかしな話だ。調べてみると、サラダとは「野菜”など”の具材に塩、酢、油、香辛料などの調味料をふりかけるか、和えて盛り付けた料理の総称」とある。なるほど、サラダよ、、そんなに広い意味だったのか。また、サラダのドレッシングに適した油をサラダ油と言うらしく、サラダ油を使ったお菓子を「サラダ味」と称したりするようだ。たしかに、言われてみれば「サラダ味」もかき氷の「ブルーハワイ」に並ぶくらい奇妙だ。これでまた謎が1つ、いや2つ?解決しました。これで余計な心配をせず、清々しい気持ちでツナサラダを頬張ることができますね。ところで、ブルーハワイってなんです…?

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