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10年ぶりに1人旅をした所感

新潟への弾丸1拍旅から帰宅し、一夜明けました。Xやこのnoteにおいても旅の記録を残しておりますが、一見すると楽しげな1人旅という感じがするかもしれません。しかし、実情は存外そうでもないのです。自分の生活のキラキラした部分のみを切り取って公開するのも乙なものですが、僕はその裏側も赤裸々に吐露することで、反偏向報道の姿勢を見せていきたい。

まず旅の内容に関して。今回の1番の目的は「ホテル公楽園」というニッチな宿泊施設でした。ちなみに当日の宿泊客は僕のみ。旅に出る前は、ここに行けさえすれば後は何でもいいや、というかなり大雑把なノリでした。しかし、いざ現地に来てみると「せっかく新潟まで来たのだから…」と、他にも色々なところを巡ってみたいという欲求が生まれた。そして、旅の最中であるにもかかわらず行き先をリサーチ。これこそ「事前にやっておけ」の最たる例であり、旅行中におけるもっとも愚かな行為といえよう。そんな僕を天が赦すはずもなく、罰が下る。Googleマップで気になる施設や観光地を見つけ向かってみるも、ことごとく冬季休業 or 定休日。到着してから気づくのもおかしい。それこそ出発する前に電話で確認をするべきなのだ。そして、ふと思い立ってサウナに行こうと思いましたが、人気の店舗は当日分の予約が完売。やることなすこと全てが裏目だ。まあ、それもこれも行き当たりばったりな無計画旅を敢行した僕の責任なんですけどね。因果応報です。ノープランは何にも縛られない開放感があってよいのですが、今回のようにある程度お金と時間をかける以上、2〜3ヶ所くらいは予め目的地を決めておくべきだなと反省しました。交通費だけで2万円ほどかかっているので、さすがにノープランはリスクが大きすぎる。

次に、1人旅に関して。僕が最後に1人旅をしたのは10年以上前です。ネットの友人とのオフ会(死語)をするために名古屋へ行ったのを最後に、僕は1人旅をめっきりしなくなっていた。そもそもオフ会を1人旅というかどうかも怪しいが。それはさておき。この10年間、僕は一切旅行をしなかったわけではありません。2014年の春に彼女ができたため、それ以降の旅行はすべて彼女も同行していたのです。そこで僕は、自分は1人旅よりも他人と一緒に行く旅のほうが向いているのだなと感じました。僕も彼女も東海オンエアというグループYouTuberが好きでしたので、共通の友人をくわえ3人で愛知県は岡崎市へ聖地巡礼に行ったことがあります。3泊4日の旅行で、途中たまたまメンバーの1人に遭遇するなどのサプライズイベントもあり、忘れられぬ貴重な体験となりました。帰宅後は1週間ほど「岡崎ロス」になったのを覚えています。しかし、これも不思議と悪い気はしなかったのです。なぜなら、旅行中の出来事、体験、帰宅後の感傷に浸る時間、それらすべてを共有できる人間が近くにいたから。言うまでもなく一緒に旅行へ行った彼女と友人のことですが、1人旅にはこうしたアフターケアがない。

1人旅においては、帰宅後などはもちろんですが、旅の途中であっても突然虚無感に襲われることがある。こんな遠くまで来て1人で何やってんだろ、という虚しさ哀しさに包まれ、アホらしくて帰りたくなる。実際、僕は今回の旅の最中で何度も「帰ろっかな」と本気で考えた。行く先々の施設が休業中だった時などは本当に虚しい。複数人での旅ならそうしたハプニングもまた楽しい思い出の1つに昇華できるのですが、1人だとただただつらい。イラつきもする。つまりは僕が1人旅に向いていないのです。かといって今は一緒に旅行してくれる彼女も友人もいないので、旅に出かけたくば1人で行くしかないのですが。ひとまず、次の旅はもっと計画的にする所存です。今回の新潟旅に関する日記はこれまで。読んでいただきありがとうございます。お疲れさまでした。

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