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フランス車の魅力を語る/シート編

今日はフランス車おすすめ回です。愛車を紹介しつつ、パリ五輪で評判ガタ落ちなフランスの汚名返上に一役買えればと思います。まあフランス自体にはさほど思い入れもないのですが。まずはシート編、はじまりはじまりです。

初めに断っておきましょう。フランス車は高級車ではありません。輸入車=高級車というイメージもありますが、それは主にドイツ車などでしょう。フランス車はむしろ大衆向けです。DSやアルピーヌといった高級ラインもありますが、プジョー、シトロエン、ルノーなど、日本でよく見かけるフランス車メーカーはどれも一般大衆に向けた実用車がウリだ。なので、コンパクトな車にも惜しみなく注力する。

フランス車といえば、まずシートだ。あちらにはバカンスという文化があり、長期休暇には家族で遠出をする。100kmや200kmどころではなく、平気で1000km以上のロングドライブをするのだ。なので、長距離の移動でも疲れないシートが求められる。そういった背景から、フランス車はどれも上質なシートが採用される傾向にある。

僕の乗っているプジョー208は、現行プジョーの中でもっともコンパクトなモデルです。それでもシート作りには手を抜かない。アルカンターラというイタリアの高級素材がふんだんに使われています。ランボルギーニなども内装に採用しているものです。

座面と背面の薄いグレーな部分ですね。一部キルトパターンも使われていて、デザインも単調でなくて良い。見た目が上質なのはもちろん、肌触りも大変よいです。運転席と助手席にはシートヒーターもあるよ(今の季節に紹介するのは分が悪い)。

シートの縁にグリーンとブルーのステッチがあしらわれているのも可愛いです。コンパクトカーでコレですからね。シートへの並々ならぬこだわりが見て取れます。もちろん、後部座席にも同様にアルカンターラが使われていますよ。

これで一緒に出かける家族も安心だね、僕は独身ですけれど!

といった感じで、小型車とは思えないトレビアンなシートなのでした。おかげで長距離ドライブでも全く腰が痛くならない。デザインだけでなく実用的なのもおフランスです。大衆車なので、実は価格も国産のコンパクトカーと大きくは変わらない。ただ、燃料がハイオクだったり、修理費用や車検費用など維持費は少々高くつきます。これだけ語っておきながら変な話ですが、正直、万人におすすめはできません。フランス車はかなり人を選ぶと思います。しかし、ちょっと物好きな方、少し変わったものに興味のある方は大いに検討の余地アリですよ。

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