フランス車のすすめ
今日は天気がよかったので洗車に行ってきました。冬場は雪ですぐ車が汚れてしまうので洗車はほとんどしないのですが、いよいよ暖かくなってきたので約1ヶ月ぶりの洗車へ。いつもはシャンプーのみですが、特別に泡洗車とていねい洗車もつけてしまう。普段以上に丁寧に拭き上げ、車内や足元のマットも綺麗にしました。ピカピカになって、きっと愛車くんも喜んでくれていることでしょう。と言いたいところですが、車が言葉を操れないのをいいことに、勝手に決めつけるのは人間のエゴかもしれない…という視点も忘れずに持っておきたいところだ。
さて、洗車後の艶やかなフランス車を眺めていると、なんだかフレンチを食べに行きたくなりました。完全に酔いしれている。自分と車に、ですよ。お酒に酔っていたら運転できませんからね。とはいえ、僕が行くのは”お高級なおフランス料理”ではありません。むしろ家庭的なカジュアルフレンチです。高級店、それもフレンチとなると少し肩が詰まってしまう。つまり僕がそういうお店に見合う人間でないということなのですが、食事はもっと気楽にいただきたいのです。我々日本人がめったに回らぬ寿司や料亭に行かないのと同様に、フランス人だって毎日フルコースを食べているわけではないでしょう。海外からの観光客が高級な寿司を食べて日本食を語っていたら違和感があると思います。確かに日本食ではありますが、僕らがイメージする日本食って「ご飯に納豆、漬物や焼き魚、煮物にお味噌汁」みたいな感じじゃないですか。だもんで、高級フレンチを食べて「これぞおフランスざます」と宣うような勘違い野郎にはなりたくない。そもそも論として、だったら現地に行って食べなさいよという話ではありますが。ただ僕は、気取らずに優しい気持ちでおいしくフレンチを食べたい、それだけなのです。
輸入車=高級車という世間一般のイメージがあると思います。僕も車を買うまではそう思っていましたし。たしかに、概論としては合っているかもしれない。もとより日本車がリーズナブルかつ高品質なので、輸入車を割高に感じるのは無理もないでしょう。とはいえ、フランス車はけっこういいですよ。万人にはおすすめできませんが。輸入車のなかでも比較的手頃な価格で、デザインが洗練されており、他人とも被りにくい。僕は友人を車に乗せた時に「外車」というだけで驚かれたことがありますが、何をおっしゃるうさぎさん。あなたの乗っている国産ミニバンのほうがよほど高価なのですよ。そう、フランス産のコンパクトカーと比べれば、国産ミニバンやSUVのほうがよほど高級車と言える。もちろん、そういった大型の車を必要としている人にわざわざコンパクトカーを勧めはしませんが、案外手を出しやすいものもあるのだと知ってほしい。特にフランス車はドイツ車、イギリス車などと比べるとハードルは低いはずです。
見た目が独特でオシャレなのもさることながら、かなり実用的なのも魅力。特に僕の乗っているプジョーは本国では大衆車ですから、庶民をターゲットにデザインされている。ハイオク車ですが、燃費は街乗りで15km/Lほど。悪くありません。また、高剛性でドアなんて金庫の扉かと思うほどに重厚感があります。フランス人はバカンス好きのため、長距離運転でも疲れないようシートもしっかり作られています。細い石畳の道も難なく走れるしなやかなサスペンションとクイックな足回り。魅力を挙げればキリがありませんが、日本でもその魅力を十二分に味わえると思います。見た目だけでなく、めちゃくちゃ実用向きな車なんですよ。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひディーラーで試乗してみてください。
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