記憶の中の昭和が遠くなる


昨日のニュースで永六輔さんが亡くなったことと、ザ・ピーナッツの伊藤ユミさんがすでに亡くなっていたことを伝えていました。
ザ・ピーナッツをリアルタイムで聴いたのは、40代後半以上の人だと思いますが、そのヒット曲は現在の高校生でも知っていますね。
特に「恋のバカンス」や「恋のフーガ」は知らない人はいないかもです。

「ザ・ヒットパレード」や「シャボン玉ホリデー」といったテレビ番組も内容までは覚えていませんが、観ていた記憶はあります。
とても派手でゴージャスなイメージでしたね。
たぶん幼稚園に通ってた頃の記憶だと思いますが、踊って指揮をするスマイリー小原さんは強烈に印象に残っています。
その後20年以上経ってダニー飯田とパラダイスキングに在籍したときに、スマイリー小原さんと渡辺友子さんのバックで「ミスターベースマン」の演奏をさせてもらったときは、本当に夢のような出来事でした。

その当時に何かの番組で永六輔さんとご一緒させていただいたことがあって、数年後にまたお仕事で再会したのです。
その時にパラダイスキングの仕事でご一緒させていただいた時のお話ができて楽しかったので、その時のお礼にとお葉書を送ったらちゃんと返事をくださったのです。
もうめっちゃくちゃ嬉しかったですね。

昭和30年代〜40年代の高度成長期といわれた頃のテレビや芸能界はとても元気でした。
まだ子供だった私も当然影響を受けましたし、特に音楽に関してはザ・ピーナッツをはじめ、歌謡曲やグループサウンズなどは、歌というものに触れる最初のきっかけだったので、私の音楽の土台になりました。
サザンの桑田佳祐さんも2〜3歳年上なので、この頃の影響を受けているのは作品からもわかりますよね。

でもこうやって記憶の中の昭和が遠くなっていくのは不思議な感覚です。
時代がどんどん過ぎ去っていくのは当たり前のことですが、確実に今日という日も過去になるわけで、2036年になれば今日が20年前のことになるんですね〜。
今さらなに言ってんだって感じですけど(笑)

大きな大きな昭和の灯がまた消えました。
今年は海外でも大物アーティストがたくさんこの世を去っていますが、やはり切り替わりというか変化というものを象徴している気がします。
そう思うと一日一日を大事にしないとですね。
今日という一日を大事に、そして悔いのないように過ごしましょう。
昨日はそんなことを考えさせられた一日でした。




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