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大瀬良選手のここまで

1試合ごとにまとめてみました。

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前回の9月5日の登板で大きく崩れましたが、それまでコンスタントに好投していて、怪我の兆候があった訳ではないようです。

強いて言えば、雨でナイトゲームからデーゲームにスライドした7月4日と、中5日だった7月10日は内容があまり良くありませんでした。

その時のダメージがボディブローの様に響いたかもしれません。


そして、注目したいのは打者毎の奪三振%です。(厳密にはK%と言い、奪三振/打者で計算します。9イニングあたりで計算する奪三振率とは分けています。)

別に三振を取らなくても打ち取れば同じ1アウトじゃないか、と思う方もいるかもしれません。

しかし、三振は100%アウトなのに対し、打球がフェアゾーンに飛べば、そこには安打の可能性が常に存在します。どんなに弱い打球であっても内野安打やエラーの可能性があります。

フェアゾーン内の打球の3割はヒットになる、と言われていますので、単純に考えれば100%アウトと70%アウトの違いがあります。

かなり大まかに言いましたが、これが奪三振の価値です。

そこで、年度別に奪三振%を振り返ってみます。

2014  17.9%
2015  20.4%
2016  27.6%
2017  17.5%
2018  21.9%
2019  19.1%
2020  14.0%

プロの野球の世界では、20%が平均と言われています。例年に比べて奪三振が取れていないことが不振のひとつの原因ではないかと思われます。

思えば、ルーキーの時から馬車馬の様に貢献してきた大瀬良選手、2014のルーキー年からかなり球数を投げていたような記憶があります。2015,2016年は慣れないセットアッパー、そして2017以降は先発の中心として働いてきました。勤続疲労はとてつもないものかもしれません。

焦らずコンディションを戻して欲しいと思います。

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