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これって何?最近話題のSARMsについて

今回は、最近話題のSARMsについて解説をしてみようと思います。
SARMsというと、RIZINの平井さんが使用していた可能性があるということでも話題になりましたが、簡単に言えばアナボリックステロイドの代替品になりうるのではないか?と言われている新しい薬剤です。
正式には、選択的アンドロゲン受容体モジュレーターと呼ばれる薬剤で、筋肉や骨のみに限定して、選択的に効果を発揮すると言われています。
アナボリックステロイドは筋肥大効果がありますが、皮膚や内臓など、体の様々な部位にも影響してしまい、それが副作用として現れます。
しかしSARMsは筋肉や骨のみに作用し、他の部位には影響しない。という夢のような薬剤です。

SARMsの効果については、まだはっきりとは事は分かっていませんが、アナボリックステロイドよりは効果が弱いものと考えられています。
テストステロンエナンセートとメジャーな薬剤を比べると、Ostarine (MK-2866)が30%、Ligandrol (LGD-4033)が80%くらいではないかと言われています。アナボリックステロイドの中で較的弱いテストステロンエナンセートよりも効果が低いのはネックですが、副作用が少ないなら十分に検討する余地はあります。

SARMsは比較的新しい薬剤のため、まだ臨床試験段階です。どの程度効副作用があるかについては正確な情報が非常に少ないです。
いくつかの研究結果によると、アナボリックステロイドと同様の副作用が発生することが報告されています。男性ホルモン生成の抑制、肝機能障害、心疾患、うつ状態など。そのため、アナボリックステロイドと同様の、適切なケア剤を接種する必要があると考えられます。

また市販のSARMsの多くは、実際の成分とは異なる薬剤や、不純物が混入されているという研究結果もあります。
アナボリックステロイドは100年近くの歴史があり、製造が比較的容易なため、数多くのメーカーが生成をしております。そのため、安価なメーカーであっても、正しい成分を含んでいることが多いです。
一方、SARMsはその歴史が浅く、製造自体もアナボリックステロイドより難しいため、安価なメーカーでは成分自体を偽っていたり、不純物でかさ増ししたりなどが考えられます。そのため、メーカー選びはアナボリックステロイド以上に慎重に行う必要があります。

アナボリックステロイドですら、インターネット上では間違った情報が散見されます。SARMsは更に情報が少なく、何が正解なのか判断することが難しいです。
新しい薬剤を積極的に取り入れたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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