見出し画像

ガラケー契約+スマートフォンを持つ(3)

前回までに、ガラケー契約にスマートフォンを追加すればいいのではという提案と、そのスマートフォンの契約先をイオンモバイルにしたほうがいいかもとお話ししました。


他にもいろんな特徴を持った格安SIM会社は存在します。でもすべて紹介していると私の体力が持たないので(笑)、初めて持つならイオンモバイルがいいのではという個人的見解の流れのまま、イオンモバイルに絞って説明していきます。
(※この後出てくる価格はすべて税抜です)

契約に必要なこと・もの

--初期費用--
1.スマートフォン本体(手元にあれば0〜10万とかある)
2.SIMのサイズ(発行手数料3000円)
--ランニングコスト--(480〜8980円)
3.1ヶ月のインターネット使用上限をどのくらいにするか(480〜8480円/月)
4.通話機能の有無(+500〜800円/月)
5.SMSの有無(通話機能なしにした場合)(+140円/月)
6.どの回線を選ぶか

1.スマートフォン本体

まずはこれがないと始まりません。
ベストなのは、家族が機種変更などして使っていない本体があること。すなわち初期費用0の方法です。iPhone、Androidスマートフォンのどちらでもいいですが、もともとdocomoかauで購入していたものかSIMフリーと呼ばれるものである必要があります。3〜4年程度前のそれなりのモデルくらいだったら余裕で動きます。どれだけハードに使っているかによって、電池の持ちはちょっと気になりますが。
万が一の可能性で対応していないこともあるので、店舗に持ち込んで聞いてみるのが一番確実です。

次の選択肢はイオンモバイルで購入すること。
2019年10月現在ではASUS ZenfoneLive(L1)はお手頃です。14800円です。
手元にあるんですが、ちょっとニュースを見るとか調べものをする程度だったら問題ないと感じます。
持ち込んだ端末だと月550or650円かかる端末保証もイオンモバイルで直に買えば月350or450円にできるので、落として割れたらどうしよう……と保証に入る検討をしている人もアリな選択肢ですね。(購入から14日以内に入らないといけない制限アリ)

あと考えられるのは中古店で調達することも。
対応しているかどうかの確認をする必要があるので難易度は高めですが、やはり中古なだけに1万円を切った金額で購入できる機種もあります。
リスク高めなのではじめてスマートフォンを持つ人に積極的には勧められないですが。

2.SIMのサイズ

スマートフォンの中に入れる、契約情報の入ったチップがあります。で、このチップなんですが大きさが3種類あり、正しいサイズのものを入れなければなりません。店頭で端末を見せれば正しいSIMサイズで手続きしてくれるでしょう。初期に発生する発行手数料3000円です。

3.1ヶ月のインターネット使用上限をどのくらいにするか

さて、ここが一番の悩みどころ。「どれだけ1ヶ月の間に使うと思われるか」です。
正直わかんないですよね。数値も1GBとか言われたってピンと来ないでしょう。
ニュースや調べもの程度ならば、1GB(480円)〜3GB(980円)で十分だと思います。まずは1GBで試すのもあり。決めた数値を超えても使えないわけではなく、スピードが遅くなるものの使えはします。そして月末の前日夕方までは翌月の量を決められるので、そこで調整するしかないかな。

4.通話機能の有無(+500〜800円/月)

今回の例の場合、すでにガラケーがある前提でいるので、もう一つスマートフォンでも待ち受ける電話番号が欲しいなってことでない限り、必要ないという回答になるかと思います。

5.SMSの有無(+140円/月)

通話機能があると標準でついてくるショートメッセージサービス(SMS)。通話機能がいらないとしたとき、月140円でつけるかどうかを聞かれます。電話番号同士で短いメールをやり取りできる機能です。
えっ、いらないでしょって思いますよね。
しかし、気が利いた店員さんはこのように話します。
「SMS機能がないとLINEが使えないですよ
そう、スマートフォンを使う動機の一つに「LINEが使いたい」があるのはよくある話です。店員さんの言っていることは本当です。LINEを使うときは有効な電話番号に対してSMSを配信して、そこに書かれているコードを入力しないと使用することができません。いや正確にはFacebookというサービスのアカウントでもいいのですが、これも作られていなければ意味がありません。
じゃあ月140円プラスしなければいけないのか?
いいえ、これも通話機能が必要かという問いと同じで、すでにガラケーがあるという前提があるため必要ありません
LINEを使うのはスマートフォンでも、通話機能があるガラケーの電話番号でSMSを受信することができればLINEは使えます(2019年10月現在)。

6.どの回線を選ぶか

さて、最後になりました。最後に回線選びです。
イオンモバイルでしょ? って思うでしょうが、厳密にはイオンモバイルには3つの契約形態があるのです。
前回(2)でご紹介していました。

docomo - IIJmio - イオンモバイル(docomoタイプ1)
docomo - OCN - イオンモバイル(docomoタイプ2)
au - IIJmio - イオンモバイル(auタイプ1)

auの携帯電話を持ち込んでいたらauタイプ1一択です。
docomoの携帯電話で、上記4の「通話機能の有無」でいると答えていたら、docomoタイプ1一択です。

上記のどちらでもなく、docomoの携帯電話だとdocomoタイプ1/タイプ2の二択。SIMフリーだとその機種にもよるものの、ほとんどでどれでも行けます。

個人的なおすすめはdocomoタイプ2です。たぶん店員もそう勧めると思います。ただし、なるべく月の始めに契約してください
理由は、最初の月の料金を日割りしないからです。(タイプ1は日割りします)極端な話、10月31日に契約したら1日しか使っていないのに1ヶ月分の料金を取られます。
タイプ2にしたほうがいい理由は、もし3.で設定した使用量を超えたときに、低速ではあるものの無制限で使えるからです
タイプ1にすると低速モードにも3日366MBという制限があり、これも超えると超低速モードになって、ほぼ使い物にならないレベルまで速度が落ちます。意味が分かって使う人にはタイプ1でもいいのですが、最初に利用する量もわからないまま制限を超えて使えなくなる事態は避けるべきかと考えます。

最後にかかる金額を置いていく

長くなりましたが、最後に必要な金額を置いていきます。
スマートフォンはZenfoneLive(L1)、通話・SMSなしの1GBでdocomoタイプ2にした場合。
初期費用 17800円
月額費用 483円(2019年度はユニバーサル使用料3円が発生します)
最初の1年をお試しで使うというイメージの場合、総額20698円。税込で言えばおよそ2万3000円です。
ちなみにイオンなので、お客さま感謝デーに行けば端末代も5%オフ。実際は分割購入もできるんですが、一括で払えば900円くらい安くなりますね。(月初ではないのがつらいですが、1ヶ月分の利用料金以上のペイはあると考えるもよし)
もし保証も入れていたら350*12も加わって年額4200円(税込4620円)プラス。トータルで3万かからないくらいですかね。
あ、保証に入っているとしても、もし本当に破損して交換することになったら4000円の免責があるのでなるべく破損しないようにしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?