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なんと!タツノオトシゴ1匹が1万5千円?陸上養殖で儲ける時代がやって来る!

5分で読める、最新の経営ヒントを毎朝お届け。日経新聞の記事の中から、マーケッター視点で「今、知っておくべきデータ」をピックアップ。ビジネスマンの「やりたい」の成功確率をアップしてもらいたい!そのために、必要な視点やマーケティング戦略立案のノウハウを紹介しています。

記事の要約

東海大学は、漢方薬の原料となるタツノオトシゴの商用養殖をスタートアップ企業と共同で進めています。タツノオトシゴは高値で取引されるものの、乱獲により天然での入手が困難に。東海大学はタツノオトシゴの生態を研究し、高密度養殖と幼魚の生存率向上に成功。スタートアップが浜名湖での事業化を目指しています。

一方、アクアマリンふくしまはサンマの陸上養殖に取り組んでいます。サンマのゲノム解析や栄養改良を行い、自動給餌での養殖コスト削減を目指しています。

陸上養殖は天然資源の補完や災害リスク低減などの利点がある反面、初期コストが高く運営コストも海面養殖より高いのが課題。高級魚に偏っていた養殖対象を、身近な魚へと拡大する試みが広がっています。



陸上養殖が拓く新たなる未来

近年、陸上での水産養殖「陸上養殖」が注目を集めています。天然資源の補完や自然災害のリスク低減などの利点がある一方で、初期投資と運営コストの高さが課題となっています。しかし、魚の生態を理解し、生産効率を高めることで、この課題は克服できるのではないでしょうか。

魚の生態に適応した養殖が成功の鍵

タツノオトシゴの高密度養殖に成功した東海大学の事例は示唆的です。タツノオトシゴの生態を研究し、幼魚の生存率を大幅に向上させました。自動車産業で言えば、各部品の特性を理解し、製造プロセスを最適化することにより、品質とコストの両立を実現するようなものです。

魚の生態に合わせた養殖環境を整えることが商業化のカギを握っていると言えそうです。

生産の自動化が鍵

サンマの陸上養殖に取り組むアクアマリンふくしまは、配合飼料だけでの自動養殖を目指しています。養鶏業界では、完全自動化された鶏舎が主流となり、生産性と安全性が向上しました。水産業でも、先端技術を取り入れたスマート養殖が、コスト競争力の源泉になるのではないでしょうか。


今日の問い

  1. 貴社の生産プロセスは、原料や部品の特性を最大限活かすように設計されていますか? 資源の特性を理解し、適材適所で活用する工夫が必要です。

  2. 貴社の事業では、生産工程の自動化やスマート化をどの程度進めていますか? 先端技術の取り入れが、業務効率化のカギを握ります。

  3. 貴社の事業計画では、外部環境の変化に対応できる柔軟性は考慮されていますか? 想定外の事態に対する対応力が求められます。

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