内容証明郵便って一体何なんだ?
おはようございます
衆議院が解散して最初の日曜日の朝です
昨日は午前中から私用で出かけてから
夕方に戻って事務所にて作業
今日は一日中事務所にて作業の一日の予定
さて、たまには私の本業に絡んだ話題
内容証明郵便ってご存知ですか?
内容証明郵便とは、
①手紙を出した日付
②手紙の内容
③誰から誰あてに差し出されたか
いうことを差出人が作成した謄本によって
郵便事業者が証明する制度をいいます
ただし証明するものは内容文書の存在で
文書の内容が真実であるかどうかを
証明するものではありません
なんで普通の手紙ではなくてわざわざ
内容証明郵便を使うかというと次のような
効果がこの郵便にはあるからなんです
① 意思表示をした証拠力を得る
法的な効果が発生する重要な意思表示や
通知をしたという証拠がきちんと残る
つまり、言った言わないはなくなる
例えば契約の解除・取消しとか
クーリングオフ、債権放棄、時効の完成
などの確定的に意思表示が行える
② 相手に心理的圧力を加える
実際には内容証明郵便には郵便事業株式会社が
手紙の内容や存在を証明してくれるだけで
法的な強制力がないのですが
強い決意や態度を表す内容証明郵便は
受け取った相手は多く場合に
心理的な圧力やプレッシャーを感じ
これにより相手は行動を起こさざるを得ない
という結果をもたらすこととなります
例えば、貸金・売買代金の請求
損害賠償の請求などの場合が多いですね
③ 確定日付を得ることができる
確定日付と民法施行法第4条に定められた
証書の作成日として制度上完全な証拠力を
認められた日付であって内容証明郵便は
この確定日付を付与された証書となります
例えば債権譲渡の通知など
内容証明郵便には定められた書き方の
ルールがきちんとあってそのルールにあった
書き方でなければならないことや
なにより内容がきちんと相手に伝わり
こちらの思いを実現されるような文面で
なければならないため文章の作成には
一定の文章力や技術が必要です
と言ったことから内容証明を書いて欲しい
という依頼を受けて実際に文章の作成を
こちらでさせて頂くわけなんですよね
実際に私がどのように内容証明の文章を
書いているかと言うと次の手順でやってます
①依頼人の現状背景を知ること
↓
②こちらの考える理想的な最終形を説明
↓
③依頼人の考える理想的な最終形を聞く
↓
④②と③を一致させるために入念な話合い
↓
⑤④で決まった方向に向かう工程をつくる
↓
⑥何をどう伝えるかの考案
↓
⑦文面作成作業
と言った感じでしょうか
あくまでこちらで行うのは文章の作成代行
なので実際の相手との交渉は
ご本人自身が行うか弁護士に依頼してもらうか
ということになりますが
実際には内容証明郵便を送ることで
物事が解決したという事例も多いので
御依頼もそれなりにあるものと思います
しかしこのような場面に遭遇しないのが
一番しあわせであることには違いないかなぁ
という訳で
今日も一日頑張っていきましょう!