ロシアに「STEPN屋」現る -SocialFiに向けての第1歩(なのか?)-
このnoteでは、STEPNの色々な話題について「ちょっと深読みなんじゃないの?」と思うくらい考察を重ね、運営の意図に迫っていきたいと思います。
〈今回の要点〉
ロシアのダゲスタン共和国に「STEPN屋」が出現
→ある意味、これはSocialFiかも
「STEPN屋」、爆誕
昨日5月19日、Twitterに次のようなツイートが投稿されました。
どうやら、ロシアのダゲスタン共和国で「STEPN屋」をやっているキオスクが現れたようです。このキオスクが何を売っているのか、画像から分かる限り検証してみましょう。まず、屋台の右側にずらっと書かれている文字を翻訳してみます。
また、あらためて屋台を見てみると、外壁にSTEPNのロゴやプレイ画面が印刷されていますが、恐らくホームページなどから勝手に印刷してきたものらしく、少なくともSTEPN公式の認可を得てやっていることではないことが分かります。
彼らが何をやっているのか、正直あまり判然としませんが、一応2つの可能性があると思います。
〈可能性①〉靴のレンタルショップ?
まず、彼らは自分で購入した靴を他人に貸すレンタル業者かも知れません。たくさんのスマホを用意してSTEPNをインストールしておき、ショップで靴を借りた人にスマホを貸して貸出料を受け取る、というビジネスモデルです。これは、まさに僕が先日書いた記事で言及したことですね。
……しかし、わざわざキオスクを出店して他人に貸すよりも知り合いという知り合いに貸しまくった方が早い気がします。
まあ一応レンタルショップだと考えてみましょう。これはSocialFiに貢献する、つまり運営が望んだ事態なのでしょうか? 現実世界に店舗をかまえ、地理的にそのあたりの近所の人に靴を貸している、ということを考えれば、一応SocialFiの理念にはかなっているのかもしれません。現実世界の社会がSTEPNというweb上のコンテンツに組み込まれていくからです。しかし、恐らくこうした業者たちはGSTをため込むことに興味がなく、短いスパンで利確を繰り返すことでゲーム内の経済には良い影響を与えないと予想されます。そういう意味では、運営にとっては鼻つまみ者となるでしょう。
〈可能性②〉STEPNビギナー向けコンサル?
もっと有力な可能性として、STEPNのビギナー向けコンサルを挙げておきます。STEPNのようなBCGは、自国通貨の相場が高くない非先進国にとって特にメリットの大きいコンテンツです。このキオスクの人たちは、ダゲスタンの人々にSTEPNというコンテンツを知ってもらい、その始め方を教えることでコンサル料を取っているのではないでしょうか。
もしそうだとすれば、この「STEPN屋」は運営にとって好ましいものでしかありません。実店舗という地理・社会に結びついたものを中心に、未開拓の地域でSTEPNユーザが同心円状に増えていくわけですからね。まあこの場合、コンサルにそそのかされてSTEPNを始めた人たちが本当に儲けられるのかは定かではありませんが……。
以上、今回の記事では「STEPN屋」誕生について見ていきました。
いかがだったでしょうか?
「STEPN屋」の今後の動向にも注目ですね。
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